パトカー（資料写真）

　宮古島署は16日、宮古島市の50代自営業男性が今月、県外の警察官や検察官をかたった人物に現金約160万円をだまし取られる特殊詐欺（オレオレ詐欺）事件が発生したと発表した。7月以降、警察官をかたったオレオレ詐欺事件が急増しており、県警が注意を呼びかけている。 SNS詐欺で1100万円被害　「120～200％の利益出る」著名人名乗る人物が接触　宮古島の60代女性

　署によると、警察官を名乗る人物が10日、「口座が別事件の資金洗浄に使われている」と架電。無料通信アプリに移行後、別の警察官を名乗る人物から「逮捕状」と「凍結捜査差押許可状」と記載された書類を示された。 　その後、検察官を名乗る人物が「潔白を晴らすために銀行の通信記録の確認が必要だ。調査には口座に入っている現金が必要になる。振り込んだ金は必ず戻ってくる」などと虚偽の説明をし、13日に男性に現金を振り込ませたという。