2024年「株UP・DOWN」女性タレントランキング…急上昇1位は「芦田愛菜超え」の天才子役、2位は記者受けもいい実力派【大手広告代理店300人アンケート】
師走に入り、今年も残りわずか。この時期、大手広告代理店の担当者は、来年のCM予算を取るためクライアントまわりに奔走している。 【写真あり】大調査!株を上げた女性タレントランキング そのプレゼンで使われるのが、 ①CMの契約数や放送回数やメディアにおける出稿量 ②おもに地上波での出演回数や出演時間 ③新聞、雑誌やインターネットにおける取り扱いの多さ ④クライアントからの問い合わせ をもとに作成された資料だ。本誌はこの資料をもとに、大手広告代理店のキャスティング担当、CMクリエイター、CMアナリストら計300人に「2024年に株を上げたタレント&下げたタレント」をアンケート調査。それぞれ5名をあげてもらい、1位=5P、2位=4P、3位=3P、4位=2P、5位=1Pとして集計した。 今回は、2024年「株を上げた女性タレント」「株を下げた女性タレント」の結果を発表しよう。 ■2024年株UP女性タレント 株を上げた女性タレント1位は、8歳にして仲間由紀恵と共演した明治を含め、CM契約数9社、今年ドラマ・映画をあわせて11作品に出演した子役の永尾柚乃だ。 「2023年放送の連ドラ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)で、安藤サクラ演じる主人公の子供時代を演じてブレイク。美人すぎないかわいさが魅力で、その演技力は子役のキャスティングで必ず最初に名前があがるくらい評判です。 チョコレートプラネットのYouTube人気企画『悪い顔選手権』にも最年少で出演。チョコプラの2人と対等にやりあって笑いを呼んでいました。芦田愛菜を超える子役として注目の存在です」(芸能記者) 2位は、「ふてほど」が今年の流行語大賞になったドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)で、一気にブレイクした女優の河合優実。 「この1年で一気に7本のCMを新規契約した女優です。カンヌ国際映画祭の監督週間で国際映画批評家連盟賞を獲った主演映画『ナミビアの砂漠』(2024年)では、ヌードも披露しており、実力派女優としても認められています。今、クライアントからの問い合わせがいちばん多い女優ですね」(CMキャスティング担当者) 河合を取材したことがある前出の芸能記者は、「映画業界では実力派として以前から有名でした。2022年には8本の映画に出演し、阪本順治、石川慶や山中瑶子ら、名だたる監督からも信頼を集める実力者です。取材ではいつも明るくハキハキしていて、コメントにも頭のよさが垣間見られ、記者にも受けがいいです」と話した。 3位は、瀧内公美だ。今年はNHK大河ドラマ『光る君へ』で、藤原道長の側室・源明子を演じるなど、注目度を増す1年になった。 「映画『火口のふたり』(2019年)の体当たり演技が話題となり、昨年の『Amazonプライム』のCMでブレイク。昔からオーディションで何度も会っていたので、やっと売れたねと言ってあげたい」(CMクリエイター) 今年で35歳と遅咲きの女優だが、映画界では実力派として引く手あまただという。 「2025年2月21日公開の主演映画『奇麗な、悪』では、1時間以上の長回し撮影に挑戦。キャリアウーマンから母親までそつなく演じる美魔女です」(前出・芸能記者) 4位の松本若菜も遅咲きだ。7月クールのドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)では、デビュー18年めでプライムタイム初主演。続く『わたしの宝物』(フジテレビ系)でも主演を務めた。CMも5社新規契約するなど快進撃。 「一緒に仕事していますけど、性格は男前でさっぱりしているし、まわりに気を遣う人」(前出・キャスティング担当者) 5位は、アーティストからの選出。昨年にデビュー25周年を迎えた宇多田ヒカルだ。 「今年は再ブレイクともいえる活躍。1月クールの月9ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)に主題歌を書き下ろしたことから始まり、日本コカ・コーラ『綾鷹』、伊藤忠商事のCMにも出演しました。出演にも積極的だったのはこちらとしては嬉しいですね」(同) 6位は、今年もっともブレイクした芸人ともいえるやす子。 「やす子自身が、幼少期は極貧生活を経験していることや児童養護施設の出身など、キャラクターの裏に隠されたエピソードを明かしており、視聴者の心を打っています。今年、新規4社を含め7社とCM契約しているのも納得です」(同) 7位は唐田えりか。いまだに、2020年の東出昌大との不倫疑惑が尾を引いているようだが……。 「今年から、韓国の大手芸能事務所ともマネジメント契約をして活動の幅を広げています。頭を丸刈りにするなど捨て身で挑んだネットフリックスドラマ『極悪女王』がヒット。 CMの契約は1社もありませんが、来年はチャレンジングなクライアントからの接触があるかもしれません」(CMアナリスト) ■2024年株DOWN女性タレント 一方、やす子に対する中傷投稿で活動休止に追い込まれたフワちゃんには、CM関係者から「本人は軽い冗談のつもりだったのかもしれないけどあまりに稚拙」「CMはもちろんテレビで使うことはないでしょう」と厳しい声が並んだ。 2025年の干支は60年周期の42番めの乙巳。「努力を重ね、物事を安定させる年」といわれる1年だ。努力で人気を定着させる “株” はあるか。
週刊FLASH 2024年12月24日号
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