ロシア国防省“ハルキウ州の集落を掌握”と発表…ウクライナ側は否定
ウクライナ東部で激しい攻防が続いています。ロシア国防省は29日、新たにハルキウ州の集落を掌握したと発表しました。ウクライナ側はこれを否定しています。 ロシア国防省は29日、ハルキウ州の集落タバエフカを掌握したと発表しました。タバエフカは、ロシア軍が制圧を狙うハルキウ州の要衝クピャンスクのおよそ20キロ南東に位置しています。 ことしに入ってロシア国防省が制圧を発表した集落は3カ所目となり、ウクライナ東部でロシア軍が攻勢を強めている可能性があります。一方、ウクライナ側はロシアによるタバエフカの掌握について「事実と一致しない。戦闘が続いている」と否定しています。 一方、ロシア軍が大半を占拠している東部ドネツク州では、親ロシア派のトップが、ドネツク市の民家が「ロケット砲による攻撃を受け3人が死亡、3人がけがをした」とSNSに投稿しました。 ドネツク市では、21日にも市場などが攻撃を受け27人が死亡していて、ロシア外務省は、「ウクライナのテロだ」と非難していました。 クレジット:ロシア国防省