【速報 ツール・ド・フランス2024】ケヴィン・ヴォークランが激坂を駆け上がり初出場にして区間優勝、マイヨ・ジョーヌはポガチャルへ/第2ステージ
7月1日(月) 第3ステージ ピアチェンツァ > トリノ 230.8 km(平坦/獲得標高 1100 m) マイヨ・ヴェール争いが本格的にスタート 開幕2日間のアップダウンバトルを終え、大会3日目にして、ようやくピュアスプリンターたちの出番がやってくる!同時に「キング・オブ・スプリンター」の証、マイヨ・ヴェール争いも、いよいよ本格的にスタートだ。 今大会最長ステージ。史上初のイタリア開幕の3日間だけで、プロトンは636km(1日平均212km)をこなすことになる。幸いにもピアチェンツァから走り出し、アペニン山脈の北側を縁取るように進む長いコース上に、目立つ難所は存在しない。スタートから70.8km地点、「カンピオニッシモ」ファウスト・コッピが没したトルトーナではコッピ記念登坂が行われるけれど……ジロの「チーマ・コッピ=大会最高標高地点」とは異なり、今回は標高190m・登坂距離1.1kmの小さな4級山岳に過ぎない。残り約50kmで3つ目の、そしてこの日最後の4級山岳を終えたら、あとはひたすら平坦基調の道が最後まで延々続く。 フィナーレの地は、かつてはサルデーニャ王国の首都として、現在は工業都市として栄えるトリノ。2年後に冬季五輪を開催するイタリアだが、ここは2006年冬季五輪の開催地としてもおなじみ。なによりイタリアの中では過去最もツール一行を迎え入れてきた町であり、今回が5大会7ステージ目。5月には初日マリア・ローザ争いが繰り広げられ、3人が小さなスプリントを争ったポー川の対岸で、7月最初の日は、素晴らしく壮観な大集団フィニッシュが繰り広げられるに違いない。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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