マーケターとして成長したいなら、プロジェクトマネジメントを学ぶべき3つの理由とは?
どのようにプロジェクトマネジメント能力を磨くか
ここまでマーケターにプロジェクトマネジメント能力が大切な理由を紹介してきました。しかしながら、この能力をどのように身につけたらよいのでしょうか。 ■ 書籍や座学で学ぶ まずは書籍や座学で学ぶことです。幸いにも、プロジェクトマネジメントに関する書籍はたくさん刊行されています。まずは基礎的な本をざっと読んでみると良いでしょう。個人的には、以下の本が読みやすくてオススメです。 ●山口周『新装版 外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』(大和書房、2023年) ・ 新装版 外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント ●橋本将功『プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本』(翔泳社、2022年) ・ プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本 交渉・タスクマネジメント・計画立案から見積り・契約・要件定義・設計・テスト・保守改善まで ●飯田剛弘『PMBOK対応 童話でわかるプロジェクトマネジメント[第2版]』(秀和システム、2022年) ・ PMBOK対応 童話でわかるプロジェクトマネジメント[第2版] これらの書籍で基本的な考え方を知っておくと、無駄な失敗をせずに済むので、まずはここから始めるとよいと思います。 ■ できる人を見て学ぶ 次に、プロジェクトマネジメントの経験が豊富な人から学ぶことです。 あなたの周りには「あの人に任せると、うまくやってくれる」と言われるような上司や先輩はいないでしょうか。私の周りのそういった人は、プロジェクトマネジメントが上手な印象があります。どのように仕事をこなしているのか、ぜひ観察してみてください。きっと多くの気づきがあるはずです。 またフィードバックやアドバイスを積極的にもらうこともよいでしょう。壁打ち的に話してみることで、自分にない視点やアイデアを得ることができるに違いありません。 ■ ともかく現場で実践を積む 最後は、現場で実践を積むことです。いくら本で読んだり、できる人から教えてもらったりしても、自分で最後はやってみないと真の力はつきません。 思ったように上手くいかず、落ち込むこともあるでしょう。私もうまくできず、プロジェクトが座礁してしまうような経験が何度もありました。また今でも「あの時もっとこうしておけばよかったな」と思うこともよくあります。 ただ自分が一番成長するのは、自分で考えて試行錯誤し、苦難を乗り越えてプロジェクトをやり遂げた時です。失敗してもダメージが少ないうちに挑戦してみることが重要なのではないかと思っています。