【解説】拉致被害者家族会 踏み込んだ“制裁解除”苦渋の判断のワケ 岸田首相に「必ず動かして」切実な訴え
■岸田首相「私自身が先頭に立ち、全力で取り組む」
家族から、苦渋の、それでも期待を込めた方針を受け取った岸田首相。 岸田首相 「現状を大胆に変えるべく、総理大臣として、私自身が先頭に立ち、この政府を挙げて全力で取り組んでまいります。その決意を改めて申し上げさせていただきたい」 「今回の運動方針に盛り込まれた新しいメッセージにつきましても、重く受けとめるところであります」 「私自身、皆様方の切実なる思い、これをしっかりと受けとめさせていただき、改めて強い覚悟を新たにしているところであります」 金正恩総書記との日朝首脳会談を、早期に実現するべく取り組んでいく考えを改めて示した。
横田拓也代表 「本当に残された時間がまさにないわけです。親世代の家族が、(被害者と)再会できなければ、40年、50年待った最後の結果が、そうした不幸な出来事であっては絶対にならない」 限られた時間。果たして事態を動かすことはできるのか。これ以上、無念のままに亡くなる家族がでてほしくない。家族らは日本政府の具体的な行動による、解決への動きを待ち望んでいる。 (日本テレビ報道局社会部 拉致問題担当 猪子華)