【バレー】女子日本代表が世界1位トルコにリベンジ勝利 古賀紗理那は最多31得点も慢心せず
<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL):日本3-2トルコ>◇15日(日本時間16日)◇予選ラウンド第1週◇トルコ・アンタルヤ 世界ランキング9位の女子日本代表が、パリ五輪切符獲得へ好スタートを切った。VNL初戦で同1位のトルコと対戦し、3-2(25-23、25-21、23-25、20-25、15-11)で勝利。アウェーの中、昨秋の五輪予選W杯バレーで1-3の逆転負けを喫した強敵にリベンジを果たした。 第1セット(S)、第2Sを幸先よく連取したが、昨年度覇者は一筋縄ではいかなかった。第3S以降は主導権を握ることができず。第3Sは2点差で競り負けると、第4Sは最大10点差をつけられてセットカウント2-2に持ち込まれた。 傾いた流れを再び戻したのは、頼れるエースで主将の古賀紗理那(27)だった。最終S。6-5から自らのスパイクやサービスエースなどで4連続得点で一気にリードを広げたさらにマッチポイントから、難しい体制からのハイセットを決めきった。15-11で逃げ切り、フルセットで大きな価値のある1勝をもたらした。 古賀は、両軍最多31得点の活躍。それでも「ぽんこつだった」とまるで慢心せず。ミスが多かったことを反省点に挙げ、「明日以降ちょっとずつ修正して成長していきたい」と先を見据えた。 メンバー14人中13人が出場する総力戦で白星発進。真鍋監督が「5月15日の初戦にチームの照準を合わせている。トルコ戦から最高のパフォーマンスを発揮したい」と話していた通りの活躍ぶりで、残り5枠との五輪出場件獲得へ弾みをつけた。次戦はトルコ戦終了からわずか18時間40分後となる15日午後2時(日本時間16日午後11時)、同20位のブルガリアと対戦する。 ◆パリ五輪への道 出場枠は開催国フランス(世界ランキング15位)を含む12。昨秋に行われた五輪予選W杯バレーでトルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国の6カ国が出場権を獲得。残り5枠はVNL予選ラウンド(R)終了時=6月17日の世界ランキングで決まる。日本は「(1)アジア&オセアニア大陸でトップ」、または「(2)既に出場権を獲得している7カ国と(1)、アフリカ大陸トップ国を除いたランキング上位3カ国」に入ることが必要。