根元から刈り取られ…京野菜の「九条ねぎ」300キロ盗まれる 京都府内で5月から窃盗被害相次ぐ JA「これだけ集中的に盗まれるのは初めて」
京野菜の代表格「九条ねぎ」が京都府久御山町の畑で、9万円相当、約300キロ盗まれました。周辺での九条ねぎの窃盗被害は今年5月以降4件目で、警察が関連を調べています。 8日朝、久御山町で農家の60代の男性から、「九条ねぎが盗まれている」と近くの交番に相談がありました。 警察によりますと、約54平方メートル(幅1メートルに4列×54メートル)の範囲に生えていた九条ねぎ約300キロが盗まれ、根元から刈り取られていたということです。男性が6日の朝に農作業をした際は、異変はありませんでした。 久御山町内では、6月にも別の畑で九条ねぎが約100キロ(時価総額 約9万円相当)が盗まれる事件が発生。同じく根元から刈り取られていて、畑の付近には、不審な軽トラックの目撃情報があるということです。警察は、同一犯の可能性もあるとみて、関連を調べています。 また、JAによりますと、九条ねぎの窃盗被害は今年5月以降、久御山町だけでなく隣の八幡市でも起きているということで、今回で合計4件目だということです。 JAの担当者はMBSの取材に対し、「九条ねぎをこれだけ集中的に連続して盗まれることは初めてだ。情報共有し、警戒にあたりたい」などと話していました。