安達祐実、初の本格恋愛ドラマ主演に「どうしても照れちゃう(笑)」『愛してるって、言いたい』完成発表会
3月15日(金)から配信されるFODオリジナルドラマ『愛してるって、言いたい』の完成発表会が行われ、安達祐実、櫻井海音、小池徹平、吉沢悠が登壇した。 本作は、今村リリィの同作名の漫画を原作としたドラマで、切ない恋やかなわぬ想いに向き合う女性を描く大人のラブストーリー。 メインキャストには、薬剤師として働く39歳独身の主人公・上田樹(うえだ・いつき)役で、昨年デビュー40周年を迎えた安達祐実。また、バンド活動をしながら区役所の年金課に勤め、ひょんなことから樹と同居することになる年下男子・松重瑛斗(まつしげ・えいと)役を櫻井海音、樹と長年付き合いながら、別の女性と婚約する同じ病院の医師・沢田真和(さわだ・まさかず)役を吉沢悠、さらに、樹に思いを寄せる製薬会社MR・佐藤航平(さとう・こうへい)役を小池徹平が務める。 本格恋愛ドラマの主演が初めてでドキドキしているという安達は「私が演じた上田樹は、思っていることや感じていることをなかなかそのまま伝えることができないんです。もう大人ですし仕事も順調だけど、若くもない年齢ということが、素直に気持ちを表現することに抵抗を与えているところがあって。でも本当は素直な自分を見せた方が絶対うまくいくんだろうなって思う部分もあるんですけど、心が大人になってしまっているもどかしさみたいなものもずっとあります。もう言っちゃいなよ!という気持ちになることもありました(笑)」と演じる上での心境を告白。 続けて「今回は3人の男性の間で揺れ動く役です。それぞれの男性にそれぞれの魅力があり、その中で誰に思いを寄せるか、見ている方たちも自分の好みで推しを決めてもらえたりすると思うので、楽しんでもらえると思います」とアピールした。 本格恋愛ドラマに挑むことについては、「40代で初めてこんなガッツリ恋愛ドラマをやらせてもらうことになるとは思っていなかったので、最初はやっぱりちょっと恥ずかしくて照れました。監督から“照れてる顔”と“戸惑ってる顔”って違うから!とよく言われたんですけど、どうしても照れちゃって(笑)。でも久しぶりに恋愛のドキドキ感も役の上で味わわせていただいて、ちょっと若返ったような気がしました」と語った。 男性陣は三者三様個性が違ったキャラクターだが、安達がそれぞれの印象に残ったシーンや撮影の裏話を明かすコーナーも。まず櫻井に対しては、「ライブシーンが印象に残っています。ステージで演奏中の瑛斗君(櫻井)と目が合った瞬間はときめきました! ライブシーンの撮影の時に目が合うっていうシチュエーションがあったので、アーティストの彼女ってこんな気分なのかなと(笑)。自分だけ特別な視線を向けられるドキドキを味わえて楽しかったです」とコメント。 これに櫻井は「僕はもともとバンドをやっていてドラムを叩いていたのですが、メンバーのギターを借りて弾いたりすると、メンバーから『おまえはギター似合わないよ』って言われてたんです。なので、安達さんからキラキラして見えていたならすごくうれしいですし、よかったです!」と笑顔で応えた。 小池との思い出は“小樽デート”。安達は「ガチでお買い物したりもして、うれしかったし楽しかったです。撮影はスピーディーに進めていたので、フリーな時間があまりなかったのですが、その中でお土産どうしようみたいなことを話したりして」と。 小池も「作品でも少し出てくるんですけど、お土産屋さんに若返りの昆布とか、高級なホタテの貝柱とか、凝縮された若返りグッズみたいな食べ物がいろいろ置いてあって、僕ら2人ずっとガチで、撮影が押すぐらいの勢いで見ていました。毎日撮影の日々でしたが、景色がとてもきれいでしたし、本当に観光気分で街を堪能させてもらった思い出がすごく残っています」と振り返った。 また、小池は真面目な告白シーンでハプニングがあったと言い、「すごく真剣なシーンなのに、チャックが開きっぱなしで告白してしまって。本当に恥ずかしい、申し訳ないなっていう思いをしました。でも座っていたので、バストアップだったらセーフです!(笑)」と会場の笑いを誘った。 そして吉沢との思い出は、“キスシーン”。安達が「吉沢さんは大変な体勢での撮影が多かったのですが、河原瑶監督からのレクチャーを素直に聞いている姿がかわいくて面白かったです。なかなかのキスシーンがありました」と話すと、吉沢は「キスをした後に、シャワーがなぜか出てくるシーンとかあって。台本を読んでいるだけだと、どういうことかな?と思うのですが、実際演じると『その流れだったらあるかも!』となる。それを河原監督が作られてくるんですよ。そのシーンでは右手を壁についているのですが、そのまま体勢をキープしなければいけないので、実は右手が震えているんですよね(笑)。それを感じさせないように、震えをどこで止めればいいんだ!みたいなせめぎ合いが自分の中でありました」と映像では伝わらない苦労を明かした。 さらに吉沢が、撮影で急きょキスシーンをすることになった際の安達の対応について「やっぱり女優さんだから、しっかり(キスシーンの内容を)確認してオッケー撮らないと、当日言われても…みたいになると思っていたら、安達さんの方が『大丈夫です!』って感じで、逆に僕がドギマギしちゃいました」と話し、安達は「作品の流れの中で、必要なものであれば何でもやります!」と力強く答える場面も。