阪神・井坪、戸井、津田が現状維持でサイン
阪神は12日、高知県内のチーム宿舎で契約更改交渉を行い、来季3年目の井坪陽生外野手(19)が現状維持の600万円でサインした。高卒2年目の今季はウエスタン・リーグで105試合に出場し、301打席に立って打率・275と打力を発揮。秋季キャンプでは藤川監督からも「次のステージに上がるチャンスはある」と、1軍初出場に向けて期待を寄せられている。 「技術的に勝負できるかなっていうのは自分の中でも少しあるので、(今季1軍に)いけなかったのは何かしらが絶対にあるので、そこで来年は上に行けるようにやっていきたい」と目標を口にした。 井坪と同じく来季3年目の戸井零士内野手(19)は現状維持の500万円でサインした。今季はウエスタンでチーム3番目に多い116試合に出場し、打率・246、0本塁打、39打点だった。「2年目で対応力も上がってきて。バッティングの方は自分のスタイルというか。分かりつつあります」と手応えを口にした。台湾で行われるウインターリーグに参加予定で「人が試合できない時に試合ができるので、そこはありがたいことなので、しっかり成績残してやりたい」と意気込んだ。 来季2年目の津田淳哉投手(23)は現状維持の720万円でサインした。大経大からドラフト6位で入団し、1年目の今季はウエスタンで17試合に登板。2勝5敗で防御率は5・26だった。「悔しい1年だった。思うように結果が出なくて、練習についていくのに必死でした」。来季の巻き返しと1軍デビューに向け、今オフは直球の強さを求めて取り組む。台湾のウインターリーグにも参加する予定で「実戦を積めるのはありがたい」とレベルアップに励んでいく。(金額は全て推定)