1軍に”推薦“も…?広島、ファームで好成績を残す選手(1)カープ打線の”起爆剤“に…?
プロ野球の世界では、熾烈な一軍争いが繰り広げられる。昇格するには、二軍での数字が判断材料になるだけに、ファームでの活躍が求められる。また、若手選手にとっては今季の二軍成績が来季の一軍起用につながるケースもある。ここでは今季ファームで躍動している広島東洋カープの選手を紹介したい。(※今季成績は9月22日時点)
中村健人
投打:右投右打 身長/体重:183cm/97kg 生年月日:1997年5月21日 経歴:中京大中京高 - 慶応大 - トヨタ自動車 ドラフト:2021年ドラフト3位 一軍の舞台では苦しんでいる中村健人だが、ファームではバッティング好調を維持している。 中京大中京高では2年時にレギュラーを獲得。その後は慶応大に進み、レギュラーとして一定の活躍を見せたものの、ドラフト会議では指名漏れを経験した。 社会人野球のトヨタ自動車に進むと、「走攻守揃った大型外野手」として結果を残し、ドラフト3位で広島東洋カープに入団した。 ルーキーイヤーの5月にプロ初アーチを放ち、限られた出場機会の中で結果を出していた中村健。ところが、昨季は一軍出場がなく、ファームでも83試合の出場で打率.205と低迷した。 飛躍を果たしたい今季も、一軍でのヒットはわずか2本。5月8日の阪神戦では今季初本塁打を放ったが、ここまで一軍では出場12試合で打率.083(24打数2安打)、1本塁打、2打点にとどまっている。 一方、ファームでは70試合出場で打率.294、2本塁打、25打点をマーク。ムードメーカーの役割にとどまらず、プレーでチームを牽引し、一軍で打線の起爆剤となりたい。
ベースボールチャンネル編集部