「少年と犬」高橋文哉&西野七瀬が旅する最新予告、斎藤工ら追加キャスト5人発表
高橋文哉と西野七瀬が主演を務める「少年と犬」の最新予告編(https://youtu.be/k-Mnh8y2Hko)と追加キャストが発表された。 馳星周氏の名作小説を映画化する本作は、様々な背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)の触れ合いを綴った6つのエピソードからなる原作短編連作小説の複数のエピソードに、オリジナル要素を加えて映画化。メガホンを取るのは、「ラーゲリより愛を込めて」「護られなかった者たちへ」「糸」「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「64 ロクヨン」など、幅広いジャンルでの演出に定評がある瀬々敬久監督。 企画・プロデュースは、「黄泉がえり」「余命1ヶ月の花嫁」などで知られ、「ラーゲリより愛を込めて」では優れた映画製作者に贈られる藤本賞・奨励賞を受賞した平野隆、脚本は「永遠の0」「藁の楯」「ディア・ファミリー」の林民夫。犬の多聞と共に旅をする青年・和正を高橋、多聞に命を救われる女性・美羽を西野が演じる。 震災で飼い主を失い、常に「西の方角」を気にしている多聞にとって「たった1人の大切な人」である光の父親・内村徹役に斎藤工、徹の妻であり、光の母親・内村久子役には、宮内ひとみ、山奥に住み、不治の病に侵された猟師・片野弥一役に柄本明、和正の姉であり、認知症の母を介護しながら働く中垣麻由美役に伊原六花、和正に危険な仕事を斡旋する先輩・沼口正役を伊藤健太郎が演じる。 震災から7カ月後、まだ大きな爪痕が残る東北で出会った和正(高橋)と多聞。震災で職を失い、地元の先輩である沼口(伊藤)から危険な仕事(窃盗団の運転手)を斡旋された和正は、大きな怪我を負いながらも家族のために金銭を得る。しかし犯罪で得た金銭と知り、姉・麻由美(伊原)は和正に紙幣を投げつけ激高する。一方、多聞は和正の元を離れ、滋賀県に住む美羽(西野)と出会う。 多聞を可愛がる美羽だが、彼女もまた、大きな罪を犯していた。多聞を追って滋賀までやってきた和正と出会った美羽。ともに後ろ暗い過去を抱え、人生に希望を失っていた二人は“大切な何か”を探して西の方角を見つめる多聞を目的地へと連れていくため、共に旅に出る。襲い掛かる様々な苦難を乗り越えながら、「たった1人の大切な人」と再び出会うために走り続ける多聞は、猟師の片野(柄本)との出会いを経て熊本へとたどり着く。そこには求め続けた少年と、その両親(斎藤・宮内)の姿が……。5年という年月をかけ、東北から九州まで、何千キロにも及ぶ旅をつづけた多聞がどんな奇跡を起こすのか、予告編で映される物語の断片に本編への期待が高まる。 2025年3月20日公開。