【中日】山本泰寛&板山祐太郎、虎退治の先陣切る! 戦力外になった古巣相手に同学年コンビが大暴れ誓う
中日は25日からの阪神3連戦(倉敷、甲子園)に備え、24日に岡山へ移動した。23日広島戦(バンテリン)で左肩を負傷した村松は出場選手登録を抹消され、レギュラー不在となった二遊間で存在感を増しているのが昨季まで虎戦士だった山本泰寛内野手(30)と板山祐太郎外野手(30)の同学年コンビ。古巣退治の先鋒(せんぽう)となる。 山本と板山に、古巣を相手に暴れ回るチャンスが訪れた。23日の広島戦で二塁スタメン出場して先制打を放った板山と、途中出場で好守備を見せ5カードぶり勝ち越しに貢献した山本。遊撃・村松の出場選手登録が抹消されたことも踏まえて、元虎コンビの奮起が2カード連続勝ち越しには欠かせない。 山本は、同じポジションの板山へのライバル意識もちらつかせつつ、共闘を口にする。「同級生ですし、刺激になります。食事にも出かけます。とは言っても(板山に)活躍されたら自分の出番がなくなるのでね。ボクはボクで与えられた役割を果たしたいと思います」。対阪神は20打数6安打で打率3割。25日に先発する才木とは今季5打席立って、4打数1安打。四球ももぎとっている。
板山は5月16日のバンテリンでの阪神戦に途中出場して3打数2安打と活躍した。巨人から阪神をへて竜に加入した山本とは違い、背番号63は2016年にドラフト6位で阪神入りしている。竜戦士としては今回が初の甲子園登場となる。 内外野を守る便利屋としての役回りを勝ち取った。昨年10月に構想外を伝えられて、月内に右肘の遊離軟骨除去手術を受けた。戦える体にメンテナンスするのが、竜からの入団条件だった。自費でメスを入れて育成契約を結び、そこから支配下復帰、スタメンを勝ち取った。16試合出場で41打数13安打、打率3割1分7厘。古巣をギャフンと言わせる機会を力で手にした。
中日スポーツ