全8部門の受賞者決まる 埼玉ピアノコンクール F部門(大学生・一般の部)は酒井さんが金賞 予選には266人がエントリー
第32回彩の国・埼玉ピアノコンクール(同実行委員会主催、埼玉新聞社など後援)が4日、埼玉県さいたま市中央区のさいたま芸術劇場音楽ホールで開かれ、全8部門それぞれの受賞者が決まった。県内外から参加したF部門(大学生・一般の部)は酒井梨紗さん(和光市)が金賞に選ばれた。 昨年の埼玉ピアノコンクールの結果【写真1枚】
コンクールは審査員有志による実行委が主催となって今年で4年目。7月の予選には266人がエントリーし、準本選を経て、11月の本選に123人が進んだ。 4日までの本選で各部門の金、銀、銅、特別奨励賞が決まり、表彰された。各部門の金賞は、E部門(高校生)で杉山理起さん(千葉県松戸市)、D部門(中学生)は湯沢愛緒さん(越谷市)が選ばれた。A部門(小学1、2年)は宮脇将翔さん (さいたま市)、B部門(同3、4年)は中田百合子さん(川口市)、C部門(同5、6年)は安藤紗恵さん(春日部市)がそれぞれ受賞。アマチュア部門では島村裕子さん(川口市)、ペアで演奏する連弾部門には上級で堤莉咲子さん、横田結子さん(いずれもさいたま市)が輝いた。 実行委代表理事で審査委員長の北川曉子さんは「県内で最も権威のあるコンクールとして優秀なピアニストの輩出に貢献できてうれしい。今年も多くの方々のご協力をいただき感謝申し上げます」と述べ、出場者には「今回の経験を生かして、さらにピアノの世界に向き合って成長してほしい」とエールを送った。
表彰式前には、昨年のF部門金賞受賞者、鵜飼真帆さんさん (神奈川県茅ケ崎市)による記念演奏も行われた。 上位入賞者による受賞者演奏会は来年4月6日、さいたま市中央区のさいたま芸術劇場音楽ホールで行われる。 ■入賞者一覧(敬称略) 【A部門】▽金賞=宮脇将翔(さいたま)▽銀賞=末川碧都(春日部)百瀬結奈(同)▽銅賞=白井愛麻(さいたま)長尾泰介(上尾)▽特別奨励賞=佐生寧々(さいたま)饗庭蒼汰(伊奈)関根早音(さいたま)猪又柑那(越谷)志田環(川越)根来優里(草加) 【B部門】▽金賞=中田百合子(川口)▽銀賞=池畑祐衣(春日部)滝口悠士(同)福地里菜(上尾)▽銅賞=関悠乃(さいたま)茂木晴香(上尾)石井愛麻(富士見)久住彩音(春日部)▽特別奨励賞=吉田沙絵(神川)江縁ひな(川口)門田悠希(久喜)小峰澪緒(蓮田) 【C部門】▽金賞=安藤紗恵(春日部)▽銀賞=中村咲環(戸田)酒井充(宮代)▽銅賞=末松佳夏(春日部)牧野哲士(さいたま)阿部奏斗(上尾)▽特別奨励賞=吉田明花(蓮田)中島凛(戸田)川西あかり(本庄)伊藤調(川越)
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