ISSから帰還 宇宙飛行士の油井亀美也さんがトークイベント(全文3)
連絡は英語で
樋江井:そのときの連絡って英語だったりするんですか。 井田:いろいろですね。これ今日持ってきたんですけど、この管制官が実際にこれ付けて、これを付けて宇宙飛行士と、特にJ-COMっていう立場の人がこれで話してるんですけど、はい。 樋江井:これちょっとごめんなさい。今日このヘッドセットで大変申し訳ないんですが。 井田:いや、だからいいです。このままで。 樋江井:大丈夫ですか。 井田:はい。 樋江井:ちょっと無茶ぶり。 井田:こういうのを使ってだいたいは、基本は英語でやり取りしています。 樋江井:基本は英語で。 井田:はい。宇宙飛行士と。 樋江井:ちょっと無茶ぶりなんですけれども、今からISSの交信をイメージして、管制官の仕事を見せてもらってもいいですか。 井田:そうですね。 樋江井:普段やってるやり方で大丈夫です。 井田:はい。分かりました。 樋江井:これから、今、休憩に入ってしまった油井飛行士がいるんですが、ちょっと呼んでもらいたいなと思ってます。 井田:はい。分かりました。 樋江井:いけますか? 井田:はい。いけます、いけます。 樋江井:本当ですか。 井田:はい。 樋江井:ちょっと貴重な瞬間ですよ。皆さん、ぜひ注目です。じゃあ、今から井田さんが管制官モードに入ります。それではどうぞ。 井田:はい。Station Tsukuba for Kimiya PAO event at Miraikanっていうと、だいたい宇宙飛行士が返信してくれるんですけど。 樋江井:その宇宙飛行士、全然返信してくれないですね。宇宙飛行士の返信が欲しいです。もう1回、今聞こえなかったかもしれないんで、もう1回やってみましょうか。 井田:Station Tsukuba for Kimiya PAO event at Miraikan. 油井:Okay. Go ahead. 井田:Yes, please get back to the stage 油井:Okay. Yeah.. 井田:Yes we are ready all of the members at Miraikan are very excited and looking forward to talking with you again. 油井:Okay. Sounds great. I’ll be there soon. 樋江井:油井さん戻ってきてください。 油井:はい。どうもありがとうございます。すいません。ちょっと段取り調整があれでちょっと失敗しましたけど、すいませんでした。 樋江井:今失敗したんですか。 油井:いやいや、でもばっちりですよね。 樋江井:僕らから見れば完璧。 井田:はい。ばっちりです。 油井:ばっちり、ばっちり。はい。気が付かないぐらい息がばっちりで。 樋江井:なるほど。 油井:最初に私が出てきちゃったのがちょっとタイミングがずれてましたけど。はい。すいませんでした。 樋江井:でも、めっちゃかっこよくなかったですか。こんな場面、見られるのなかなかないですよ。もう本当にありがとうございます。で、今普通に管制の仕事を普通に再現してもらったんですけども、整理すると、動くのが油井さん。で、動くために指示をするのが井田さん。 井田:はい。 樋江井:で、お互いに伝える、理解するために難しいポイントってありました? それぞれ地上と宇宙にいる間。 油井:やっぱり結構難しいのは、お互いの状況が分からないことが多いので、やっぱり離れてますからね。全てのことが分かるわけではないんですけれども、そういう中でもやっぱり相手が何をしてほしいのかなということを本当はやってほしいのかなというところを、なんですかね。考えながら、仕事をするのが結構ポイントで、そういうところはやっぱ難しいところかなとは思いましたけどね。