中国の男女卓球五輪覇者、WTTツアーから離脱
【AFP=時事】卓球の五輪金メダリストである中国男子の樊振東と同女子の陳夢が27日、大会不参加による罰金の支払いに異を唱え、ワールドテーブルテニス(WTT)のツアーから脱退することを表明した。 【写真】WTTのツアーから脱退を表明した陳夢 今年開催されたパリ五輪の男子シングルスを含む3個の五輪金メダルに輝く樊は、中国のSNS「微博(ウェイボー)」への投稿で、新しい参加規則に従って「甘んじて」罰金を支払うことはできないとし、「世界ランキングから撤退する」意向を明らかにした。 さらに、「それでも自分に変わりはなく、引退はしない。これからも一生懸命に励んで、もっと多くの異なる大会に参加する」とつづった。 樊は11月に福岡で行われたWTTファイナルズを含め、6月以降はWTTの大会ではプレーしていなかった。 東京五輪とパリ五輪の女子シングルスで連覇を果たした陳も、WTTツアーからの離脱を表明し、「自分の体が負荷の高い大会に耐えられず、国際組織にも配慮するため、月曜日(23日)に書類にサインし、世界ランキングから撤退することを選んだ」と微博で説明した。【翻訳編集】 AFPBB News