宝塚音楽学校、39人が卒業 歌劇団の俳優死亡問題の渦中
宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の俳優養成機関「宝塚音楽学校」(中西達也校長)で1日、2022年春に入学した第110期生の卒業式が同校の講堂で開かれた。コロナ禍の時期に入学し感染症対策で制約を受けながらも2年間、ダンスや歌、芝居などの厳しい稽古を乗り越えた39人がタカラジェンヌとしての道を歩み始める。 宝塚歌劇団では昨年9月、女性俳優が急死。中西校長は俳優死亡に関し「昨年秋、心を痛める悲しい出来事が起き(稽古に)なかなか集中しにくい状況であった。夢にまで見た宝塚の舞台に羽ばたくが、厳しい舞台の世界を目指す上であらためてプロとしての自覚と覚悟をもって歩んでほしい」とエールを送った。