有楽町線・南北線延伸工事の開始に… 街からは期待の声
東京メトロの有楽町線と南北線は11月5日、延伸に向けて工事を始めました。有楽町線の延伸で、江東区千石などに新たな駅が造られます。 有楽町線は豊洲から東陽町を経由して住吉までの南北、約4.8キロが延伸される予定で、建設費は約2690億円を見込んでいます。 東陽町の街では、利便性向上を期待する声が上がっています。「(今は豊洲まで)バスでかなりかかる。20分ぐらい。(地下鉄ができれば)便利だと思う」という声や、東陽町でテニス教室を運営しているという男性は「今、人口が一番増えているのは豊洲や東雲。そちらからの交通の便が良くなるのは豊洲の方から来る人が増えると思うので、とてもいいと思う」などといった声も聞かれました。 また、東西線の混雑緩和に期待して「今はもうあまり乗らないが、非常に混雑している。多少解消されると思う」「待ちに待っていた」といった声も聞かれました。 一方、南北線の延伸は品川駅から白金高輪駅までの約2.5キロを結ぶ路線で、建設費は約1310億円を見込んでいます。 東京メトロは延伸で臨海部と都心部のアクセス向上につなげる考えで、どちらの路線も2030年代半ばの開業を目指しています。