阪神・岡田監督の発言は「言ってはいけない言葉」 球団OB苦言...叱責の3塁コーチャーは「次に回せなくなる」
「監督としてもカリカリしていたとは思う」
そして、プロの監督経験者として、こう続けた。 「サードコーチャー藤本が、『あそこでホームまで行け』と指示をしたことについて信じられないというコメントを多分したと思う。これは言ってはいけない言葉だと思った。ああいうところの判断は、現場の1番近い人が決めるわけだから。あそこで止めるべきではないかと言われたら、次にああいうきわどいところは回せなくなる。『ツーアウトからの迷ったとき、サードコーチャーは必ず手を回してくれ』これは僕が監督の時にコーチャーにお願いしていたこと」 2連敗のチームは貯金ゼロとなりリーグ4位に転落。5位に並ぶヤクルトと中日に3ゲーム差に迫られている。 このような状況に田尾氏は「今日は絶対に勝てると思っていたゲームを逆転負けしたことによって、監督としてもカリカリしていたとは思うが、そこは何とか自分で気持ちを静めて冷静に一言そういうコメントがほしかった」とし、岡田監督の発言が今後チームに与える影響を不安視した。 「『結局、34勝34敗。5割まできたが、今日の最後まで諦めない姿勢、これは明日からのゲームにつながります』そういうようなコメントで締めたら、藤本コーチも救われただろうし、植田も救われた。大逆転負けしたゲームだったが、監督がそういうふうに言ってくれた。ありがいたなと。明日からもまた頑張るぞというエネルギーに変えられる可能性が十分にあったと思う。あの一言は明日らか大丈夫かな。逆に心配になる一言だった。チーム内ガタガタしないかと。そっちの方が心配になりました」 チームは2日からアウエーのマツダスタジアムで首位・広島と3連戦。5日からホームに戻り、2位DeNAとの3連戦を予定している。