ビーグル“バロン”の挑戦 犬種縛り撤廃で嘱託警察犬の審査会に初参加! 競技会で賞を取るほど優秀なはずが…審査会は思わぬ展開に
かわいいワンちゃんがちょっと意外な挑戦をしました。愛知県警が嘱託警察犬の犬種の縛りを撤廃したことをうけ、ビーグル“バロン”が“審査会に参加。目指すは、困っている人を助ける警察犬です。普段は競技会で賞を取るほど優秀なバロンですが、審査会でまさかの行動に…!?
ビーグル“バロン”が嘱託警察犬の審査会に初挑戦!
11月6・7日の2日間、愛知県内で愛知県警の警察犬の審査会が開かれていました。 犯罪捜査や行方不明者の捜索などに当たる警察犬には、警察が直接管理する“直轄警察犬”と、一般の人が飼育し要請に応じて出動する“嘱託警察犬”がいます。この日、行われていたのは“嘱託警察犬”の審査会。年に一度の審査に向けて訓練を続けてきた犬たちは真剣モードです。
警察犬というと、シェパードなどの大型犬のイメージがありますが、審査会には小柄な犬も参加していました。実は、今まで愛知県警では、審査を受けられるのは日本警察犬協会が定めるシェパードなど7犬種だけでしたが、今年からどの犬種でも受験できるようになったのです。 犬種撤廃の背景には、高齢化社会の問題がありました。 愛知県警察本部鑑識課 鈴木篤司警部: 「行方不明の届け出をされる方が多くなっておりますので、いち早く発見するために警察犬の力が必要であります。優秀な犬を発掘できればと撤廃させていただきました」
一宮市に住む小森さんの飼い犬ビーグルの“バロン”も今回、嘱託警察犬の審査会に初挑戦しました。3歳半のオスです。最近は、ご近所さんに似ていると言われるデコピン風のコーデがお気に入り。 祖先は猟犬といわれるビーグルらしく、遊ぶときはとってもやんちゃですが、指示にはちゃんと従います。しつけのために通い始めたドッグスクールでも、今では競技会にも出場し賞を取るほど優秀なバロン。 バロンの飼い主 小森光子さん: 「ずっと(訓練を)続けていたうえで、今年からビーグルが警察犬の犬種に認められるということで、一度出してこの子の可能性を見てみたいなと思って」