パテック フィリップ、チューダー... エディターが愛用する「一生もの腕時計」3選
センスやこだわりをさりげなく主張できる腕時計。パテック フィリップから、ティファニー、チューダーまで、UOMOエディターの愛用する「一生もの」をご紹介します。 【写真】パテック フィリップ、カルティエ、ロレックス…おしゃれな大人の愛用腕時計をもっと見る
TUDOR|オイスターデイト
昔から何かと花柄や刺繍などフェミニンなアイテムが好き。だからか一本目の良い時計を買いたいと思ったときに手にしたのは、大きなバラの紋章が特徴であるチューダーの通称“デカバラ”シリーズでした。 「チュードルのヴィンテージを選ぶとはシブいね」とお仕事でご一緒させていただく方に言われることもありますが、時計のなんたるかを知らない20代の私。昔から聴いているJ-WAVEの番組のスポンサーがチューダーで耳馴染みがあり、おのずと気になっていたのかもしれません。この時計が製作された当時のチューダーは、メタルブレス・リューズ・オイスターケースは全てロレックス製。この王冠マークに安心してしまうのも若さ故なのは否めません。(編集 堀池 光)
PATEK PHILIPPE|カラトラバ3520
大学一年生のときの前期試験。その日の会場は時計がないとのことで、自前で用意する必要があった。当時は腕時計をしていなかったので家族のものを借りようと自宅を物色していると、父親がいつも鍵やら財布やら置いていた一角に腕時計が残されていたので、これ幸いと拝借。父は海外出張中で、出張に持っていってないということは、大した時計ではないのだろうと思っていた。 2週間ほど経ったある日、帰国した父が何やら騒いでいた。「時計がない」、と。そうだ、試験で使った後、そのままバッグの中に入れっぱなしにしてたんだっけ。ごめんごめん、と時計を差し出すと、父は脱力。この時初めて、「PATEK PHILLIPE」という時計メーカーがあることを知ったのだった。 1994年、父が香港赴任中に現地で購入した「カラトラバ3520」は32mm径で極薄。イエローゴールドとダークブラウンのレザーベルトの相性もいい。昨年、半ば無理やり自分のものにさせてもらった。対外的には「親父の形見」ということにしているが、父は今も元気に生きています。(UOMOプリント版編集長 池田 誠)