FA市場静観の15球団、年明けから本格始動? 値引き狙いでお買い得選手を確保か
スポーツ専門局「ESPN」電子版のジェフ・パッサン記者がメジャー30球団の内、半分の15球団がここまでFA市場が存在しないかのように動いていると指摘している。 7球団がFA選手を1人も獲得しておらず、8球団がたった1人だけという現状。 一方で、メッツ、ドジャース、ヤンキースの3チームは、この冬のFA市場で他の27チームの合計を上回る14億5000万ドル(約2294億18000万円)を費やしている。FAで選手獲得ゼロの7球団のうち、昨年ポストシーズンに進出したのは3チーム(ブルワーズ、パドレス、ブレーブス)、一昨年のプレーオフチームが2チーム(マリナーズ、ツインズ)だ。 これらのチームには共通点が2つあり、それは球団予算に制約があること、年が明けてからのFA契約の方がお買い得感があると考えていることだ。 市場が落ち着き、まだ仕事を探している選手たちが残りのロースター枠を心配し始め、値引きに応じ始めると、こういったチームは前よりも積極的に動き出す。 まだ大物たちも残っている。野手ならアレックス・ブレグマン、ピート・アロンソ、先発投手ならジャック・フラーティやニック・ピベッタだ。 野手では他にアンソニー・サンタンダーやジュリクソン・プロファーもいる。 救援投手の市場もたくさん選手が残っている。40代でのプレー続行を目指す殿堂入り確実なマックス・シャーザーとジャスティン・バーランダー両投手もいる。果たしてどうなるか。