スバルが新型「フォレスター」を東京オートサロン2025で国内初披露!? 発売スケジュールを予想する
新型「フォレスター」の発売はいつ?
多くのカーマニアが注目する新型「スバル・フォレスター」は、2025年1月10日に開幕する東京オートサロン2025の会場で国内初披露されるとともに、同日から先行予約を開始。そして同年4月に正式発表・発売され、随時デリバリーが始まる──というのは、当然ながらスバルから正式にアナウンスされた内容ではなく、関係者からのリーク情報でもない。 【写真】日本での発表も間近? 新型スバル・フォレスターの内装・外装を詳しく見る(99枚) だがもろもろの取材結果とこれまでの経緯から考えると、新型フォレスターの登場は、おおむね上記のようなスケジュールになるのではないかというのが筆者の見立てだ。 ご承知のとおり6代目となる最新型フォレスターは、北米ではすでに発表・発売済み。そのボディーサイズは全長×全幅×全高=4656×1829×1730mm、ホイールベース=2670mmで、車両の骨格を担う「スバルグローバルプラットフォーム」はフルインナーフレーム構造に進化した。 そしてパワーユニットには振動・騒音を低減させた2.5リッター水平対向4気筒エンジン(最高出力:180HP/最大トルク:241N・m)を採用。アクティブトルクスプリット式4WDの制御なども刷新された……というのは既報のとおりだ。 北米仕様は今のところ自然吸気の2.5リッター水平対向4気筒エンジンのみというラインナップだが、日本仕様のパワーユニットには、スバルが2024年10月17日に発表した「ストロングハイブリッド」も採用されることになる。
ストロングハイブリッドは新型フォレスターにも?
スバルの新たな電動パワートレイン「ストロングハイブリッド」は、ストロングハイブリッド専用に新開発された最高出力160PS/5600rpm、最大トルク209N・m/4000-4400rpmの2.5リッター水平対向4気筒エンジンに、駆動用と発電用の2つのモーター、フロントデファレンシャルギアなどをまとめたトランスアクスルを組み合わせたもの。ハイブリッドシステム用のリチウムイオンバッテリーの容量は1.1kWhである。 119.6PS/270N・mの駆動用モーターが多くのシーンで車両を引っ張るが、モーターが苦手とする高速巡行などの領域では、2.5リッターエンジンが駆動力をカバーする。 こちらのストロングハイブリッドユニットを搭載する「スバル・クロストレック」は、すでに10月17日から先行予約が始まっている。そして来年早々に初披露される(と筆者は予想している)新型フォレスターにも、これと同一のストロングハイブリッドが搭載されることになる。 気になる燃費は、このたび先行予約が始まった「クロストレック プレミアムS:HEV」の場合で「容量63リッターのワンタンク航続距離は1000km以上」「燃費性能は従来型の『e-BOXER』比で約20%向上」とのこと。そのため新型フォレスターのストロングハイブリッド車のWLTCモード燃費は、現行型の14.0km/リッターから17km/リッター前後まで向上するものと推測される。 「できれば20km/リッター近くまでいってほしかった!」という思いもゼロではない。だがプロペラシャフトを用いた“正統派四駆”としては、17km/リッター前後というのも決して悪くはない数値だ。そして多くのスバルファンは「燃費が大幅改善されたかわりに、走りはちょっとイマイチになりました」などという結果は求めていないはず。それゆえ、これでいいのだろう。