重要とされた2試合は引き分けに終わる

ユナイテッドのテン・ハーグ監督 Photo/Getty Images

プレミアリーグ第7節アストン・ヴィラ対マンチェスター・ユナイテッドの試合が現地時間6日に行われ、試合は0－0のスコアレスドローに終わった。この結果、ユナイテッドはここまで公式戦4分1敗と5試合未勝利となっており、順位は勝ち点8の14位となっている。 騒がれているのは指揮官であるテン・ハーグの去就だ。多くのイギリスのメディアによれば、今週行われたヨーロッパリーグのポルト戦、今回のアストン・ヴィラ戦の2試合を進退を左右する重要な試合と報道していた。そのポルト戦は50分までに3失点を喫し逆転を許すも、試合終盤のDFハリー・マグワイアの劇的な同点弾により3－3でなんとかドローで終え、アストン・ヴィラ戦も0－0とこの2試合全て引き分けという結果だった。 クラブOBであるガリー・ネビル氏は『Sky Sports』にて、この2試合のドローでテン・ハーグへのプレッシャーは少しだけ緩和されたと主張。「試合後に大事件が起きると思っていた人は、引き分けでは起きないと思っていたと思う。彼らは常に、先週のトッテナム戦のような困難な日、あるいは困難な敗戦が必要だと考えていた。これでテン・ハーグは少し時間を稼げたと思う」と述べた。 またネビル氏は、ユナイテッドの上層部がそもそもこのタイミングでテン・ハーグを解任させるのに消極的であると述べ、昨シーズン終了時にテン・ハーグを解任せずに続投させたこの決断を覆したくないと考えていると主張した。「彼らは間違いなく今シーズンは何もしたくないだろう。最初の6、7試合でその決断を覆したくはないだろうから。しかし11月中旬の順位がテン・ハーグの運命を決めるかもしれない。次の代表ブレイクの時にユナイテッドがまだリーグで13位、14位にいるなら、多くのプレッシャーがあると思う。今後数週間はテン・ハーグにとって重要な試合が続くだろう」と状況はこれまでと変わらないと述べた。 ここまで公式戦10試合のうち3試合しか勝利がない最悪のスタートとなったユナイテッド。テン・ハーグにとってまだまだ試練の時間が続きそうだ。