【2024ふくしま衆院選】衆院選27日投票 11候補 大票田で最後の訴え
第50回衆院選は27日、投開票を迎える。今回から区割りが変わった福島県内四つの小選挙区に立候補した自民党の前職1人と新人2人、立憲民主党の前職3人と新人1人、共産党の新人3人、無所属の前職1人の計11人は「政治とカネ」の問題を受けた政治改革や経済対策、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興施策などを訴えている。選挙戦最終日の26日、各陣営は大票田の都市部を軸に遊説し、支持固めに追い込みをかける。 ◆県内小選挙区立候補者(各選挙区とも届け出順、敬称略。丸数字は当選回数。☆は比例東北との重複立候補。四角枠は政党本部の推薦) 1区 亀岡 偉民 69 自民 前(5)[公] 金子 恵美 59 ☆立民 前(3) 2区 丸本由美子 62 共産 新 玄葉光一郎 60 ☆立民 前(10) 根本 拓 38 ☆自民 新 [公] 3区 小熊 慎司 56 ☆立民 前(4) 唐橋 則男 63 共産 新
上杉謙太郎 49 無所属 前(2) 4区 斎藤 裕喜 45 ☆立民 新 熊谷 智 44 共産 新 坂本竜太郎44 ☆自民 新 [公] 【1区】 自民の前職亀岡偉民候補(69)は全域を巡る。復興前進には与党の国会議員が不可欠と訴え、票の積み上げにつなげる。 立民の前職金子恵美候補(59)は選挙区をくまなく回り、裏金問題などで政権与党に不満を持つ層の掘り起こしを図る。 【2区】 共産の新人丸本由美子候補(62)は郡山、須賀川の両市を重点地区と捉え、子育て世代を中心に支持拡大に努める。 立民の前職玄葉光一郎候補(60)は「天王山」に据える郡山市の中心部を歩き、保守層を含む有権者に直接声を届ける。 自民の新人根本拓候補(38)は郡山市をはじめ選挙区全域で遊説し、幅広い世代への知名度向上と政策の浸透に注力する。 【3区】 立民の前職小熊慎司候補(56)は白河市に加え、大票田の会津若松、喜多方両市で与党に不信感を抱く層の取り込みを狙う。
共産の新人唐橋則男候補(63)は会津若松市や出身地の喜多方市で農業政策や中小企業の支援策などをアピールする。 無所属の前職上杉謙太郎候補(49)は会津地方の会津若松、喜多方両市で精力的に動き、保守層を中心に支援を呼びかける。 【4区】 立民の新人斎藤裕喜候補(45)はいわき市北部の市街地を中心に足を運び、幅広い世代の無党派層の取り込みに力を入れる。 共産の新人熊谷智候補(44)はいわき市内の商業施設などで街頭演説を計画する。生活者の視点に立った政策を訴える。 自民の新人坂本竜太郎候補(44)は地元・いわき市のスーパーなどで支持を訴え、浮動票の獲得に向けて全力を尽くす。