『白タク』が関空で横行 運転者は「友達」と言うが...乗る人は「もちろんお金を使って予約した」1台を追跡すると...車を止めて歩いてコチラへきた運転者が語ったこと
(記者)「この方を乗せられるんですか?」 (ドライバー)「友達ですよ」 (記者)「さっき『友達じゃない』と言っていたんですけど。『お金払っている』と言っていた」 (ドライバー)「友達です」 (記者)「これ違反じゃないですかね?許可とっていますか?最初は『友達じゃない』と言っていたんですけれども?」 車は走り去ってしまった。
“白タクとみられる車”を関空から追跡
12月14日、取材班は再び関空を張り込むことにした。一般車送迎スペースにはこの日も白タクとみられる車が並ぶ。白タク行為を確認するためにも、私たちは1台のミニバンを追跡することにした。 (記者)「白ナンバーのミニバンが関空連絡橋を渡っています」 車は阪神高速を通り大阪市内方面へ。関空を出発して45分、車は梅田周辺で高速道路を降り、外資系の高級ホテルに到着した。 (記者)「今、大阪市内の高級ホテルで、トランクからスーツケースをおろしています」 客とみられる男女2人を送り届けると、車は再び走り出す。 大阪市内を走ること30分。すると突然、車が止まった。そしてドライバーがこちらへとやってきた。
記者の追及にドライバーが語ったことは
(ドライバー)「誰ですか?」 (記者)「すみません。ちょっとお聞きしたいんですけれども、2人お客さん乗せていましたよね?」 (ドライバー)「お客さん?」 (記者)「あれはどういう人ですか?」 (ドライバー)「それは個人情報です。答える理由はない」 (記者)「知り合いとかですか?」 (ドライバー)「それに答える理由はない」 (記者)「『違法行為をしていない』と自信を持って言えますか?」 (ドライバー)「それは個人情報です」 (記者)「お金を貰ったことは認めますか?」 (ドライバー)「それは答えたくないです。口は堅いですからもう聞かないでください」 カタコトの日本語で「個人情報なので答えたくない」と繰り返す。
(ドライバー)「僕はやったことは答えたくないです。『僕は違法行為をしていない』とかも答えたくないです。もう帰ってください」 (記者)「タクシー運転手のところに本来なら入るお金。日本で認可されていない」 (ドライバー)「違うよ、今運転手不足ですよ。全く不足ですよ」 (記者)「だからといって乗せたらダメなんじゃないですか?」 (ドライバー)「それは知らん。どうしたらいいかも知らん。社会が良くなるか悪くなるか、それは社会が解決する問題で、俺個人で解決する問題ではない」 ドライバーは白タク行為については認めなかった。