さいたま市内の小学校に訪問した小泉（撮影・中村　和也）

　浦和のMF小泉佳穂が24日、さいたま市の常盤北小を訪問した。 　先生として6年生42人に「夢」をテーマに授業を行った。「人の前で話すことは責任というかプレッシャーがかかるもの。でも、そういう重いものよりも、すごくポジティブなエネルギーを子供から受け取れたのは、すごく良かった」と振り返った。 　これからの夢については「Jリーグのクラブで監督をやりたいと思っている」と明かした。元々、戦術などに興味を持っていたという。「浦和に来てサッカーをする中で、監督って面白そうだなと。大変そうだなという気持ちもすごくある」と語った。夢へのビジョンとしては「憧れはないというか、まねしてなれるものでもないと思っている。自分には自分のやり方があると思っているが、その上で、いろいろな人の良いところを見てまねしたい、もしくは悪いところから勉強したい」と説明した。 　浦和に加入した21年は34試合に出場し、2得点。22年は27試合で3得点を挙げた。昨年8月のアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）のプレーオフ理文（香港）戦では先制ゴールを決め、勝利に貢献。今季は開幕スタメンも、負傷などの影響でここまで15試合に出場。0得点にとどまっているが、ペアマティアス・ヘグモ前監督解任後、8月の町田戦から3試合連続で出場している。 　浦和の監督にも言及。「大変なので、相当自信持たないと、結果出さないといけない」と笑いながら話し、「Jリーグの中で一番大変だし、一番名誉なことだと思う。浦和で監督をやるということは。なのでJリーグの監督をやるという意味では、浦和はきっと最終目標になると思う」と将来を見据えた。