人材派遣会社の経営者男性を殺害 男に懲役10年の判決 名古屋地裁・岡崎支部
中京テレビNEWS
去年11月、愛知県安城市の人材派遣会社で、経営者の男性を包丁で刺し、殺害したなどの罪に問われている男の裁判で、名古屋地裁岡崎支部は、21日、男に、懲役10年の判決を言い渡しました。 起訴状などによりますと、小林元被告は、去年11月、愛知県安城市新田町の人材派遣会社の事務所で、この会社を経営する榊原修さんの右わき腹を包丁で刺し、殺害したなどの罪に問われています。 これまでの裁判で、小林被告は、起訴内容を認めていましたが、弁護側は、「被害者は、小林被告を自分の支配下に置き、常軌を逸したいじめで人間の尊厳を踏みにじった」などと主張していました。 21日、開かれた判決公判で、名古屋地裁岡崎支部の水野将徳裁判長は、「被告人が長年置かれてきた状況には同情できる部分があるのも確かである」などとして、検察側の懲役15年の求刑に対し、懲役10年の判決を言い渡しました。