F1メカ解説|2024年のF1ついに開幕! ”隠すの禁止”で各車の秘密が見えてきた?:F1バーレーンGPピットレーン直送便
レッドブルRB20
レッドブルRB20は、モノコック下に大量の空気を導くため、バルクヘッドの下がV字型に削られている。これは、昨年のRB19から引き継がれた特徴だ。ブレーキ液のリザーバーの上にはダクトが存在するが、これはノーズ先端の開口部に接続され、コックピットに座るドライバーを冷やすための気流の流路である。
■マクラーレンMCL38
マクラーレンは、フラップが単独で存在しているように見えるリヤウイングを備えている。またビームウイングは上下が大きく離れている。さらにリヤウイングのステーは、排気管を跨ぐような格好に下端が二股に分かれている。
■アルピーヌA524
アルピーヌA524は、エンジンカウルに20の開口部が設けられたルーバーを投入。冷却効果を最大限に高めたセットアップである。 またアルピーヌは、A524のエンジンカウルにフィンのないバージョンを採用。そのフィンの代わりに、カウルの背の部分が少し盛り上がり、開口部が設けられている。
Matt Somerfield