東海市が渡している記念証

　未来の投票率を上げようと、愛知県東海市選挙管理委員会は、親子で衆院選の投票所に来場した子どもに「記念証」を交付している。

18歳になったら投票に

　記念証は、表に「親子連れ投票を体験したことを記念して贈ります。18歳になったら、投票に来てくれることを楽しみにしています」と表記している。将来を担う子どもに 早い段階から選挙に興味を持ってもらう取り組みとして企画された。裏面は塗り絵になっていて、帰宅してからも楽しめるようにした。 　また、体が不自由などで投票の際に手助けが必要な人を対象にする「投票支援カード」も導入している。投票に来た人が、支援カードに「ゆっくり誘導して」「候補者名を教えて」など、必要な手助けの内容を記入して、投票所の係員に手渡すと補助を受けられる。カードには「小さな文字が見えにくい」「筆談がしたい」なども表記されており、指さしにも対応する。 　市選管は「投票へのハードルを低くして、今回の選挙も、将来も投票率を向上させたい」としている。