【新連載】パットの型は2つ 「センター軸or左肩軸」 あなたは?/オグさんのPUTTER偏愛日記 #1
知れば知るほど面白いパターの世界
皆様こんにちは。クラブフィッターの小倉勇人です。私はゴルフクラブの中でパターが一番好きでして、これまで100本を超えるパターを購入してきました。飛距離に乏しい自分が長所を作るにはパターしかないと思い、独学で勉強するうちにパターの面白さに気付き、今でも研究する毎日です。
腕前問わずスコアの40%くらいを占めるパットですが、ショット練習ほどには時間を割いている人が少ないですよね。
パターにはどこか地味なイメージがあると思いますが、知れば知るほど面白い世界です。ただボールを転がすだけではありますが、クラブによる違い、ストロークスタイル、ラインの読み方など非常に奥深い。そのディープな部分をじっくり伝えていければと思っています。 本連載では、パターの試打レビューをメインテーマに据えていきます。それに先立って、私が考えるパターの選び方をまずは説明したいと思います。なぜなら、パター選びは打ち方やそのゴルファーの特性とのマッチングがとても重要だからです。私はティーチングプロではありませんが、クラブフィッターとして様々なスイング理論を勉強しています。パッティングもそのひとつで、どういったパターがどんなタイプのゴルファーに合うのかを、私なりの解釈で説明します。
【チェックポイント-1】ボール位置
パッティングの重要なポイントのひとつにボール位置があります。ボール位置は、目標に対しての正確なアライメントや再現性の高いストロークにつながる大変重要な要素。構えやすい位置を自分で把握しておくと調子が悪くなった時に確認できるので、是非チェックしておきましょう。
ボール位置は、気持ちよく構えられるポイントがゴルファーそれぞれで異なります。細かな差異はありますが、大まかには「体の中心に置きたいタイプ」と「やや左足寄りに置きたいタイプ」の2つに分かれます。プレーヤーの利き目や打ち方のスタイルによってボール位置は異なり、それによってマッチするパターも変わります。