シリコンバレー銀行など破綻3行に共通する4つの問題点
シリコンバレー銀行の破綻が波紋を呼んでいます。今後、金融のシステミックリスクにつながるのでしょうか(写真:janik_photo/PIXTA)
アメリカでは3月に入りシルバーゲート銀行、シリコンバレー銀行、シグネチャー銀行と相次いで銀行が破綻し、金融不安が高まった。 シルバーゲート銀行とシグネチャー銀行は暗号資産関連企業向けの金融サービスに従事していたが、昨年11月の暗号資産交換業大手のFTXトレーディングの経営破綻後、経営悪化に見舞われていた。 シリコンバレー銀行はテクノロジー関連のスタートアップなど新興企業向けの金融サービスというニッチなビジネスを手がけていたが、規模は昨年末時点の総資産で2090億ドルと比較的大きかった。 アメリカの銀行破綻の歴史のなかでは、リーマンショック時の2008年9月に破綻した、貯蓄金融機関ワシントン・ミューチュアルに次ぐ、過去最大級の破綻になった。 破綻したこれらの銀行にはいくつかの共通点がある。
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新見 未来