<センバツ2022・選手紹介>/14 敦賀気比・越川栄人内野手/丹生・山田広明外野手 /福井
◇守備範囲の広さが売り 敦賀気比 越川栄人内野手(2年) 守備範囲の広さと球際の強さが売りの内野手。ボールがバットに当たる直前に地面を蹴り、当たった瞬間に素早く1歩目を出すことで、堅い守りを実現している。中学時代に同じチームでプレーした先輩の前川誠太さん(18)から教わり、身につけた。 メンタルの弱さを克服しようと、何度折れてもくじけないことを意味する「百折不撓(ふとう)」を座右の銘としている。昨年10~12月にけがで満足に練習できず、悔しさを味わった。「周囲の支えに感謝し、全力でプレーして結果を残したい」。闘志を胸に秘め、夢の舞台での活躍を誓う。 ◇大柄もチーム一の俊足 丹生 山田広明外野手(2年) 180センチ、80キロと大柄ながら野球部一番の俊足の持ち主。目標はイチローさんの「レーザービーム」のような鋭い送球の習得と三振をなくすこと。送球や打撃のフォームの安定にも注力する。 打撃練習では、クラスメートでもある来田竹竜主将(2年)に助言をもらうことが多く、「腰を回転させてスイングできるようになった」と感謝する。 鯖江市からの通学は母幸代さんが車で30分かけて送ってくれている。休日には父真雄さんに買ってもらったグラブや手袋を入念に手入れする。「良い結果を出して両親に恩返ししたい」と意気込む。