【MLB】ブルペン補強中のレンジャーズ 守護神イェーツとの再契約を目指す 今季33セーブのベテラン右腕
レンジャーズは今オフ、守護神カービー・イェーツを筆頭に、デービッド・ロバートソン、ホセ・レクラーク、アンドリュー・チェイフィン、ホセ・ウレーニャと多くの主力リリーバーがFAとなった。ブルペンの立て直しが急務となり、ホビー・ミルナー、ジェイコブ・ウェブ、ショーン・アームストロング、ロバート・ガルシアを次々に獲得したものの、試合終盤を任せられる投手が不足している。そうした状況のなか、今季33セーブを挙げた守護神イェーツとの再契約を目指しているようだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」のエバン・グラント記者によると、レンジャーズのクリス・ヤング編成本部長はミルナー、ウェブらを獲得したあとも「我々は重要度の高い場面を任せられる投手の獲得を続ける必要がある」と語り、ブルペン補強を継続することを明言しているという。また、米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、レンジャーズにとって守護神イェーツとの再契約が「最重要事項」であると報じている。 現在37歳のイェーツは1年契約でレンジャーズに加入した今季、61試合に登板して61回2/3を投げ、7勝2敗33セーブ、2ホールド、防御率1.17、85奪三振という素晴らしい成績をマーク。5年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出を果たしたほか、オールMLBの2ndチームにも選ばれた。年齢的にいつ急激に衰えるかわからないという不安材料はあるものの、現時点でクローザーが不在であるレンジャーズがイェーツとの再契約を目指すのは当然と言えるだろう。 移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では、イェーツが得る契約を1年1400万ドルと予想。レンジャーズは来季、年俸総額をぜいたく税ライン以内に収める方針だが、イェーツを獲得すると、ぜいたく税ラインを超過してしまう可能性が高い。守護神と再契約を結ぶためには、現有戦力をトレードで放出するなど、資金捻出の努力が必要となるかもしれない。