マンション住まいだから自宅で充電できない! そんな人でもEVを選ぶ価値は十分にあるとEVオーナーが語るワケ
EV選択が広がる理由
EVが広く受け入れられているもうひとつの理由は、その先進技術との親和性だ。最新のEVは、スマートフォンとの連携機能やOTA(Over-the-Air)アップデートによるソフトウェアの更新、先進運転支援システム(ADAS)など、まさに「走るガジェット」としての側面をもっている。テクノロジーに敏感な消費者にとって、EVはただの移動手段ではなく、つねに最新の技術を体感できるデバイスなのだ。 また、環境意識の高まりもEV人気をあと押ししている。自宅充電ができないユーザーでも、EVを選ぶ理由には多少なりとも「環境への配慮」が含まれていることが多い。確かに、EVの走行時にCO2を排出しないという点は大きな魅力だ。電力の発電過程でのCO2排出についての議論はあるものの、都市部での排気ガスを削減し、直接的な大気汚染の低減に貢献していることは間違いない。 このように、自宅に充電設備がなくてもEVを選ぶ理由は多岐にわたる。急速充電インフラの整備が進み、日常生活のなかで充電がしやすくなったことに加え、経済性や走行性能、さらには環境負荷の軽減という利点が重なり、EVの魅力はますます広がっている。 もちろん、すべてのドライバーにEVが最適な選択肢というわけではないが、現在の充電インフラや技術の進化を考えると、自宅充電の有無にかかわらず、EVを検討する価値は十分にある。今後もEVの選択肢が増え、私たちのカーライフにさらなる可能性をもたらしてくれるだろう。
琴條孝詩
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