商店街の中に民間学童保育「商店街で子育て」が活性化の起爆剤 地域の企業が“おやつ”や“体験”を提供【熊本発】
商店街育ちの子どもたちが将来の力に
高齢者の憩いの場でもある健軍商店街。この日の野球トレーニング教室には近所に住む高齢女性手が手をたたいて応援していた。女性は「(商店街に元気な声が響くのは)いいですね、みんな一生懸命になってね。子どもさんを見ると楽しい」と話し、商店街もこの取り組みに期待を寄せている。 健軍商店街振興組合の井川正宏理事長は「高齢化率が20~30%ある地区ですので、その中で子供の声が聞こえたり、昔は若い人もお年寄りも子供も商店街で遊んだり、私もそうですし、そういう雰囲気が戻ってくるのは非常にいいのかな。お年寄りにとっても子供がいるのは雰囲気的にもいいのかなと思う」と話す。 学Doは“週2日”または“5日”から選べ、事前連絡で午後8時までの預かりも可能だ。夏休みなど長期休みの預かりもある。 子どもを預ける保護者は「1年生になって発散する場がほしいと思って学校の(学童保育)と併用して使わせていただいている。体を動かす機会が少なくなってしまうので、それができているのでそういうのもありがたい」や「今までは(商店街に)来る機会がなかったので交流があっていい機会だと思います」と話した。 地域で子どもたちを見守り、育てる。商店街がふるさとになった子どもたちが、将来、地域の力になってくれるかもしれない。 (テレビ熊本)
テレビ熊本