佐賀地方気象台は9日午前、唐津市と東松浦郡玄海町に暴風雪警報（海上）を発表した。9日夕方から夜遅くにかけて雪を伴った暴風に警戒を呼びかけている。県内の山間部と平野部には大雪注意報も発表している。 　気象台によると、九州北部では10日にかけて上空約1500メートルに氷点下12度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込み。このため、唐津地区の沿岸海域では9日夕方から夜遅くにかけて雪を伴った北よりの非常に強い風が吹き、しけとなる予想。 ▶水道管凍結防止のポイントは…こちら 　9日に予想される最大風速（最大瞬間風速）は、唐津地区の沿岸海域で20メートル（30メートル）、陸上で12メートル（25メートル）となっている。波の高さは唐津地区の沿岸海域で4メートルに達する見込み。 　降雪量については、10日正午までの24時間で、山間部で10センチ、平野部で5センチと予想されている。 　気象台は、雪を伴った暴風への警戒のほか、積雪や路面凍結による交通障害や農作物などの管理、低温による水道管の凍結にも注意を呼びかけている。