150周年で150万円!?サクランボが超高値で落札された理由とは(山形)
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温室ハウスで育て、この時期に収穫される超促成栽培のさくらんぼの初競りがきのう行われ、今年は過去最高額で落札されました。 【写真を見る】150周年で150万円!?サクランボが超高値で落札された理由とは(山形) 藤井響樹アナウンサー「1月のこの寒い気温の中、中に入ってみますと初夏の味覚さくらんぼがこんなにもたくさん成っています。そしてこの室内温度が24℃に設定されているということでコートがいらないくらい温かいです」 天童市の花輪和雄さんは大型の鉢に植えたさくらんぼの木を冷蔵庫に入れて「冬」を体感させた後、暖房を効かせたハウスで育てる超促成栽培に取り組み、今年で22年目を迎えます。 ハウスには佐藤錦と紅秀峰、やまがた紅王の合わせて240本が栽培されています。 おとといは初出荷式が行われ、従業員らが真っ赤な実を収穫しました。 今年は県内にさくらんぼなどが植えられて150年の節目の年で、「やまがたフルーツ150周年」の幕開けを飾るさくらんぼの出荷を関係者が祝いました。 今年のさくらんぼは先月、日照時間が少なく、正月明けに出荷を合わせるには難しい気象条件でしたが、室内温度や品種ごとの水分量をきめ細かく管理することで味も色づきも良く高品質に仕上がったということです。 花輪さくらんぼ園 花輪和雄 さん「最近暗いニュースが多いから少しでもホッとした時間を与えられれば幸せかなと思う。そういう気持ちになってくれる人が一人でも多くいれば続けられる限りやっていきたい」 そして、きのう。 日の出前の天童青果市場で競りが行われました。 競りの様子「それではメインイベント、佐藤錦500グラム桐箱2Lサイズになります。さあどうぞ!50万5千、60万、65万」 値がぐんぐん上がり、ついに。 「150万!150万円で、ジェイエイてんどうフーズさんです」 去年まで、4年連続で100万円で競り落とされていましたが、今年は150万円の値が付き、過去最高額での落札です。 一粒あたりではおよそ2万2千円です。 ジェイエイてんどうフーズ営業本部 営業部営業二課萬年憲一課長「今年、山形フルーツ150周年という事で、今年一年良い年になってほしいという思いがこの値段に反映された」
花輪さんのさくらんぼは東京の大田市場でも競りにかけられ、佐藤錦2Lサイズ500グラムが、過去最高だった去年をさらに10万円上回り、150万円で競り落とされたということです。
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