純烈、初の武道館公演 リーダー・酒井一圭は男泣き 元メンバー2人がサプライズ登場し6人で歌唱も
4人組歌謡コーラスグループの純烈が25日、東京・北の丸公園の日本武道館で初の単独公演を行い、7000人を熱狂させた。 2007年の結成から17年、様々な思いが去来した。リーダーの酒井一圭(49)は感情を抑えきれず、歌い出しで大粒の涙を流した。「とっても大切な曲」というデビュー曲「涙の銀座線」(10年)。3年の下積み時代からのメンバー・林田達也さん(42、16年12月脱退)、友井雄亮さん(44、19年1月脱退)がサプライズ登場し、6人で歌声を届けた。 その後も「星降る街角」「幸福遊び」などをパフォーマンス。林田さん、友井さんに視線を向けた酒井は「オマエらは2人そろった顔を見ると、しんどいねん!」と、どこかうれしそう。「なかなか人生、うまいこといかへん。かみ合ったり、かみ合わなかったり。人生いろいろやし(当時は)みんな若かったし、やりたいことあったし」と懐古した。 結成時にタイムトラベルし、そこから歴史を振り返っていくストーリー。林田さんは「皆さん、お久しぶりです。また会いましょうね」、友井さんは「ありがとうございました」と感謝。酒井も「今度は健康センター辺りのこじんまりとしたところで。(出演がかなわなかった小田井涼平も交えて)同窓会を!」と約束した。 メンバーカラーの紫、赤、緑、オレンジのペンライトが揺れる中、「サヴァイヴァルダンサー」で幕開け。2階席の奥までギッシリの客席を見渡し、酒井は「日本武道館、すごい。ほんまに、こうなるんやね。すごいしか言われへん(笑い)。ほんま、うれしい」と喜びをかみ締めた。 普段の公演時間の倍以上、たっぷりと2時間半。「純烈一途」「プロポーズ」など25曲を歌い上げた。 「健康長寿で100まで歌を」と新たな目標を掲げた純烈。7年連続の出場が決まったNHK紅白歌合戦まで駆け抜ける。
報知新聞社