アップル、フロリダ南部で新オフィスを計画-他のハイテク大手に続く
(ブルームバーグ): 米アップルは、フロリダ州マイアミ地区でプレゼンスを高めようとしている。同州南部で拠点設立や事業拡大を進めている他の大手テクノロジー企業に続く動き。
アップルはマイアミの南に位置する裕福な郊外の都市コーラル・ゲーブルズの新たなビルで4万5000平方フィート(約4181平方メートル)のスペースを確保する。事情に詳しい複数の関係者が計画の非公開を理由に匿名を条件に明らかにした。
アップルはコメントを控えた。
アップルは既に近隣にこれよりも小規模のオフィスを構えており、そこでは主に中南米事業および「アップ・ストア」での広告枠販売などの広告事業に注力してきた。同社はまた、マイアミにある40億ドル(約6070億円)のワールドセンター開発地に新たな大型小売店をオープンする見通し。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で米国経済が一変して以来、フロリダ州南部は超富裕層とその企業を引き付けている。米アマゾン・ドット・コムは、創業者ジェフ・ベゾス氏がシアトルからフロリダに移住した後、マイアミで約5万平方フィートのスペースを探している。米マイクロソフトも同市で、ケン・グリフィン氏率いるヘッジファンド運営会社シタデルの本社と同じビルに新たなオフィスを賃借した。
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原題:Apple Targets New Miami Office Space Following Amazon, Microsoft(抜粋)
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Anna J Kaiser, Mark Gurman