マッツ・ミケルセン、『ムファサ』ヴィラン・キロス役を語る 「プレッシャーは感じました」
公開中の映画『ライオン・キング:ムファサ』より、ヴィラン・キロスを演じたマッツ・ミケルセンのコメントが到着した。 【写真】マッツ・ミケルセンの全身カット 本作は、壮大なアフリカの大地を舞台に“生命”をテーマに描いた2019年公開の超実写版『ライオン・キング』のはじまりを描く“兄弟の絆”の物語。オープニング3日間で興行収入3億7545万円、25万1122人(※PLF先行上映含む)を動員し、週末興行収入で洋画No.1のヒットスタートを記録。世界では興行収入1億2220万ドル(※約190億円)を突破している。 前作『ライオン・キング』で息子シンバを命がけで守った父ムファサ王と、彼の命を奪った“ヴィラン”スカー(タカ)の若き日を描く本作では、かつて血のつながりをこえて“兄弟の絆”で結ばれていたふたりが、なぜ運命を分かつこととなったのか、その“衝撃の秘密”が明かされる。そんなムファサとタカの“兄弟の絆”を引き裂く重要な役割を担っているのが、新ヴィランのキロスだ。 演じているのは、デンマーク出身のミケルセン。『HANNIBAL/ハンニバル』で元精神分析医で異常犯罪者でもあるレクター博士役を演じたほか、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』では主人公インディの宿敵である、冷徹な物理学者フォラー役を演じるなど、“ヴィラン”役には定評がある。そんな彼が本作では、ムファサとタカを追い詰める冷徹な敵ライオン・キロス役としてその魅力を遺憾なく発揮している。 ミケルセンは今回の演技について、最大の挑戦は“歌うこと”だった語る。「僕は歌手じゃありません。歌うことにすごく抵抗があります。人前で歌ったこともありませんし、初めての経験でした。(キロスが歌う『バイバイ』は)美しい曲だし、台無しにしたくありませんでした」と歌唱シーンに対して大きな不安があったとし、「この映画には素晴らしい歌手や歌声の持ち主がいることも知っています。だからプレッシャーは感じました」と本音を明かしている。そんな中でも、キロス役を引き受けた理由について、ミケルセンは「もし歌手が欲しかったら、製作陣たちは歌手に頼んだでしょう。しかし、彼らは僕を求めました。歌手としてではなく、キャラクターとして。だから、僕はそのようにアプローチしました」と説明した。ミケルセンが歌う劇中歌「バイバイ」は劇場でのみ確認できる。
リアルサウンド編集部