続いてスペインのF１専門サイト『F1i.com』は、「4.5」という低採点に止まり、「フリー走行でのパフォーマンスが低調に終わり、予選Q１敗退での決勝16番手スタート。この位置からのスタートでは、事故やバトルに巻き込まれやすくなるものだが、今回はヒュルケンベルク――RBに対して相当に恨みを持っているようだった――との接触が原因で車に致命的なダメージを受け、今レース最初で唯一のリタイアとなった」と総括した後、以下のように続けた。 「スチュワードは接触について、ヒュルケンベルクを非難してペナルティー（10秒ペナルティー＋ペナルティーポイント２）を科したが、それに異論はない。ただ、角田が今レースで注目に値することをやってのけるようには見えなかったため、（リタイアは）大きな損失ではなかったと言えるだろう」 　スポーツ専門サイト『VAVEL』の英国版は、「アップグレードされた車で週末を通して苦しみ、リカルドよりも遅い走行となった。これは彼自身の過失によるものではなかったが、レースではリタイアせざるを得ず、日本人ドライバーにとっては惨めな週末となってしまった」と総括し、「４」という最低タイの採点となっている。 　 『sportskeeda』も「角田にとっては忘れたい週末に。彼はこの週末の成績が、チームによる新しいアップグレードのテストによるものだと指摘した。日本人ドライバーはパフォーマンスに余裕がなく、さらにヒュルケンベルクとの接触が原因で、早々にレースを終えることとなった」として、採点は「４」とした。 　最後に英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、ランキング形式で角田を実際の順位よりは高い「14位」に。「アップグレードの問題が、彼の週末を台無しにした」と総括した同メディアは、また彼の受難の数々にも言及している。 「角田にとってはフラストレーションの多い週末となった。アップグレードされたパッケージを使用したものの、チームが認めるところによれば、期待通りに機能しなかった。角田はより率直に、Q１で苦しんだ後、車について『バカげている』と表現した。彼のレースは長く続かず、15番手走行中にターン１でヒュルケンベルクに激突され、ピットでリタイアした」 構成●THE DIGEST編集部