寝たきりでガリガリの子猫…後ろ足が全く動かなかったが、リハビリしたら歩けるように…保護したボランティアに思いを聞いた
「1ヶ月ちょっと前にやってきたもんじゃ。 来た時は横倒しで ガリガリに痩せ細って 後ろ足が全く動かない状態でした。」 【動画】寝たきりの子猫が、歩けるようになるまで 6月下旬、鹿児島県内の動物愛護センターで寝たきりのまま収容されていたという、サビ猫のもんじゃちゃん。動物病院が母体でもある保護団体「かごねこ」さん(@kago_neko_)のところにやって来ました。後ろ足は全く反応がない状態で、顔をあげることすらできなかったといいます。 「動物愛護センターに引き出し予定の子をお迎えに行った際に、横倒しのままの子が収容されており、ボランティアさんにお願いし、かごねこに連れてきてもらいました。この時点で生後2ヶ月くらいだったので、4月末ごろの生まれだと思われます。ご飯を食べることもできなかったからか、痩せ細っていました。下顎もこすっていて、1部歯が欠けてしまっていて…おそらく事故に遭い、頭に障害が残っているのでは?という見解となりました」
交通事故で頭に障害? 後ろ足がまひか…足のリハビリを開始して足が動くように!
もんじゃちゃんは、おそらく頭に障害が残ったため後ろ足がまひして動かない状態になってしまった可能性が高いとのこと。そこで、もんじゃちゃんは同じ保護猫で下半身不随のかぼすちゃんと一緒に足のリハビリを始めることに。 「内科的な治療をしながら、本人の体調や足の具合を見ながら、日々リハビリしています。とにかく痩せて筋肉が全くない状態でしたので、ご飯をしっかり食べて、筋肉をつけることが最優先でした。ご飯を食べるのに、わざと距離や高さをつけ、後ろ足に力を入れなければならないようにしたり、屈伸運動やマッサージ、ツボの刺激を行ったり。バランスボールを使って、負荷をかけたりもしました」 治療やリハビリを進めていくうちに、全く動かなかった後ろ足は、足蹴りをするようになったり、足を動かしたり踏ん張ったりと、反応が出てきて、今では少しずつ歩けるようになってきたとか。 「まだまだ普通の動きまでにはなっていませんが、かなり反応は出てきていますし、自分の意思で動かせるようになってきています。そんなもんじゃは、とても元気いっぱいの明るい子でおてんばさん。人が大好きで甘えん坊なところもあります。治療がうまくいき、もしも気にかけてくださる方がいらっしゃれば、譲渡することも考えています」 歩けるようになったもんじゃちゃんの保護については、かごねこさんがInstagramで投稿。5万超のいいねが付いたほか、感激する人たちなどから「愛情込めてお世話をしてくださり、本当にありがとうございました」「すごいです!本人の頑張りも、お世話した方の諦めない気持ち、、尊敬します」「生きるチャンス、それを人間が奪いとってはいけないですね。こんな懸命なリハビリで回復して行くのですから…」と、たくさんのコメントが寄せられました。 ◇ ◇