【風間俊介さんインタビュー/後編】健康に無頓着?なのに風間俊介さんがタフなのはなぜ?
では、体に絶対必要だと思われる睡眠については? 「基本、夜型人間なんです。朝の番組をやっていて言うことじゃないですけど、全然夜型です。調べものをするのが好きで、ネットであれこれ調べていると、どうしても睡眠時間が削られてしまいます。 しかも20歳くらいから、椅子で寝られなくなってしまったんですよ。この仕事をしていると、移動時間とか椅子で寝るのって必須科目だと思うんですけど、もう徹底的に、ベッドじゃないと寝られない。 逆に言うと、ベッドだったら、体を横にすればどこでも寝られるので、寝たいのに寝られないという経験はそんなにないですね」 ハードワークをどうやって乗り越えているのかというと。 「そういう時は、楽しんでます。日本にいるのに時差ぼけ状態のときとか、感覚がズレてしまうときとか、ちょっと面白いじゃないですか。 基本的に、大変なことに対峙しているときこそユーモアを発揮できるのが人の強さだと思うので。不規則な生活で大変だなと思ったら、その中でやっている自分を楽しんでしまおう、と。 日常生活にユーモアを足せる人、ハードな場面でもちょっとそれを揶揄したりして、ウィットに富んだ感性で過ごすことができる人って、カッコいい! すごい!と思うので、そうなりたいなと思っています」 突き進む先に、目指しているのは。 「目標を定めると、進むべき道は一本道になって、目的地まで最短距離で行ける。それは素晴らしいことだと思うんですけど、僕は目標を掲げたくないです。 自分がどこにたどりつくのかわからないまま、いろいろな人たちに出会うことによって寄り道をしながら前に進んで、最後に『ああ、こういう景色の場所にたどりついたんだ』って、思いたい。どんな景色が見えるのか、わからないままでいたいなと思います」 インタビュー時間の終了をスタッフに告げられ、立ち上がりながら、風間さんはこう言った。 「すみません、なんか、健康について何もしていないから、あまり役に立つことが言えなくて。大丈夫ですか?」 いえいえ、楽しいお話を十分いただきました! 「体ネタといえば…。僕、扁平足なんですよ。扁平足の人は、そうじゃない人に比べて歩くのが疲れるっていわれるけど、ほかの人になったことがないから、わからないです。はい、扁平足で頑張っています(笑)」