監督が電撃辞任で混迷のラツィオ、主将インモービレは一団に襲われていたことが判明!クラブは暴力を非難も会長は「大騒ぎ」と苦言 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】成績が低迷し、マウリツィオ・サッリ監督が辞任したラツィオでは、主将のチーロ・インモービレがファンに襲われていたことも明らかとなっている。 【動画】カルチョ屈指の点取り屋!過去4度の「カポカンノニエーレ」
MF鎌田大地が所属する9位ラツィオは、セリエA第28節でウディネーゼに敗れて公式戦4連敗。来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場権の確保が極めて困難となる中、13日に指揮官のマウリツィオ・サッリが電撃辞任して波紋が広がった。 そんな中、主将チーロ・インモービレの弁護士らが15日、イタリア代表FWがファンの一団に襲われていたとの声明を発表した。イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』などが伝えたところによると、インモービレは13日、4歳の息子を連れて学校の前にいた時、一団から口頭および身体的な攻撃を受けたほか、翌日にはインモービレの妻にも同様のエピソードが発生した。 インモービレを巡っては、主力のルイス・アルベルトと共に、サッリの辞任を後押ししたとの疑念がファンの間で広まっていたが、ラツィオ主将は、マスコミが自身に対する憎しみを扇動したとして名誉棄損により法的手段を講じる方針を示している。 所属クラブのラツィオは、「あらゆる言葉や身体的な暴力は、正当化されることなく、満場一致で断固として罰せられるべきだ」と非難。イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長も「チーロ・インモービレと家族に対する攻撃は恥ずべきものだ」と述べたほか、イタリアサッカー選手協会(AIC)もラツィオFWに連帯感を示す声明を発表した。 だが『Sky Sport』によれば、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は、ローマのイベントに出席した際にインタビューへ応じると、インモービレの反応に苦言を呈している。 「私にとっては毎日のことだ。20年前から護衛をつけて暮らしている。私の電話を開いてみれば、私や家族への死の脅迫メッセージが50万件見つかるだろう。だからと言って、こんな大騒ぎはしない。それとも私が間違っているのか? 私が言いたいのはそれだけだ」 試合情報 フロジノーネ vs ラツィオ 試合時間:2024年3月17日(日)日本時間4:45 会場:スタディオ・ベニート・スティルペ