梅雨前に絶対やるべし! 今すぐできる3つの「リビング湿気対策」
リビングの湿気対策2 『家具の配置』を意識する
2つ目の対策としては、『家具の配置』です。リビングの中にある家具が密集していると、風が通りにくく、空気が上手く循環しません。リビング内の家具が少ないに越したことはありませんが、大切なのは風の通り道を作ることです。それこそ、リビングが散らかっていたりすると家具を移動したりするのが大変になってしまいます。リビングを綺麗に片づけた上で、家具を壁にびっしりくっつけるのではなく、少し隙間を空けて家具を配置することで風の通り道もでき、湿気も抑えられるようになります。カビの発生を防ぐことにもつながりますので、これからの梅雨の時期は家具の配置も意識してみてくださいね。
シビングの湿気対策3 『エアコンの除湿機能』を使いこなす
3つ目としては、『エアコンの除湿機能』です。エアコンの除湿機能を使って、リビングの室温や湿度を上手に調整しましょう。特に共働きで、昼間不在になるご家庭の場合は、留守中の除湿をしておくことがとてもおすすめです。ご家庭で使用されるエアコンにもよるのですが、エアコン除湿には、室温・湿度ともに下げる「弱冷房除湿」と、湿度だけを下げる「再熱除湿」の2種類があります。梅雨の時期は、肌寒いけれど湿度が高くてベタベタするという場合も多いですよね。そのようなときに「弱冷房除湿」を使ってしまうと室温も下がってしまいます。そうならないためにも、室温を下げたくない場合は「再熱除湿」を使用することがおすすめです。エアコンの除湿機能を使う際は、このように「弱冷房除湿」と「再熱除湿」を使い分けて、環境を整えてみましょう。
今回紹介したリビングの湿気対策を行って、今年の梅雨の時期は家族全員が快適に暮らせるようにしていきましょう。さて、次回はこの続きとして、お風呂やキッチンなどの水回りの梅雨対策についてご紹介していきますね!
【PROFILE】西崎彩智
西崎彩智(にしざき・さち)/1967年生まれ。お片づけ習慣化コンサルタント、Homeport 代表取締役。片づけ・自分の人生・家族間コミュニケーションを軸に、ママたちが自分らしくご機嫌な毎日を送るための「家庭力アッププロジェクトⓇ」や、子どもたちが片づけを通して”生きる力”を養える「親子deお片づけ」を主宰。NHKカルチャー講師。「片づけを教育に」と学校、塾等の全国の教育施設にて講演・授業を展開中。テレビ、ラジオ出演ほか、メディア掲載多数。