2024年は「お金を増やす」。家計を黒字化してから投資に挑戦
物価上昇や光熱費の高騰など、出ていくお金は多いのに給料は上がらない…。そんな事情で、お金を「増やす」ことにますます関心が高まっているのでは。
2024年、お金を増やすためになにをすべきですか?
今回は、高学歴お笑い芸人の宇治原史規さんと、ファイナンシャルプランナーの塚越菜々子さんのスペシャル対談! 新NISAが始まる2024年に向けて、2人が考える「お金の増やし方」について伺いました。
●貯めるお金と増やすお金のおき場所を分けよう
宇治原史規さん(以下:宇治原):僕は、もともとはあればあるだけお金を使うタイプ。芸人という職業柄、お金を貯めるというのは、収入が減ったときのことを考えているようで、なんだか縁起が悪い気がして…。でも、30代後半で家庭をもつようになり、計画的に考えるようになりました。 塚越菜々子さん(以下:塚越):いいことですね。お金を増やすために、具体的にしていることはありますか? 宇治原:父親の勧めで、10年ほど前に証券口座をつくりました。自分で株や投資信託の銘柄選びをするようになったのはここ2~3年ですかね。「投資は怖い」という人がいますが、今の時代、預貯金だけでお金をもつのも怖い。投資にもお金を回して分散させた方が安心なんじゃないかと思い、投資に興味をもつようになりました。 塚越:今の日本は超低金利で預貯金がほぼ増えないのと、ものの値段が上がりお金の価値が下がる「インフレ」であることを考えると、お金のおき場所を分散させるのは賢明だと思います。預貯金で貯めておくお金と、投資で増やすお金を分けて考えることが、お金を守ることにつながりますね。 宇治原:それと、投資ってなんかカッコいい。じつは、それが投資を始めた理由のひとつだったりします(笑)。
●投資はもうけ話ではなく、長期でお金を増やすもの
宇治原:投資でお金を「増やす」のはいいけれど、「もうける」のはプロがすることだと思うんです。もうけようとすると、本業の仕事が疎かになったり、怪しい話にだまされたり(笑)。 塚越:だまされる話はともかく(笑)、値動きを見て頻繁に売り買いする投資は、投資にかける時間がある人がやること。私たちがやるべきなのは、長い目で見てお金を育てる投資です。 宇治原:「投資は怖い」というのは短期で利益を出そうとするからで、長期で考えれば怖くはないのかなと。