読売新聞

　国民スポーツ大会（国スポ）は5日に本会期が開幕し、佐賀市のSAGAスタジアムで総合開会式が行われる。会期前に実施された12競技の終了時点で、佐賀県勢は男女総合成績（天皇杯得点）で4位、女子総合成績（皇后杯得点）で5位につけている。 【写真】国民スポーツ大会の公開競技が佐賀県内でスタート、バウンドテニスや綱引き白熱

　本会期は15日までに、県内20市町と兵庫県、大分県で27の正式競技と特別競技の高校野球が実施される。県選手団は約550人で、パリ五輪の日本代表も出場する。フェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得した高嶋理紗選手や、柔道混合団体銀メダルのウルフ・アロン選手らがエントリーしている。

　今大会では、名称変更前の国民体育大会では行われてこなかった「ナイトゲーム」が開催される。学校や仕事帰りに会場で観戦を楽しんでもらおうとの試みで、レスリング（7日）、バレーボール（8日）、バスケットボール（10日）、スポーツクライミング（12日）の4競技で実施される。また競技の模様は専用サイト「国スポチャンネル」でライブ配信される。

　山口知事は1日の記者会見で、「集まってくる選手たちが喜んでくれているほか、競技団体やスタッフも盛り上がっている」と述べた上で、「観客を巻き込んで盛り上げていきたい。どのスポーツでも（観戦に）行ったら必ず面白い、ということを県民に伝えたい」と観戦を呼びかけた。