「M-1」ラストイヤーの「トム・ブラウン」決勝!6度目の正直「ダイタク」も史上初の双子決勝決めた
漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」の準決勝が5日、東京・NEW PIER HALLで行われ、22日に行われる決勝に進出する9組が決定した。 【写真】準決勝に挑む「令和ロマン」髙比良くるま(左)、松井ケムリ(C)M-1グランプリ事務局 史上最多となる1万330組の漫才師がエントリーし、準々決勝を突破した30組と、ワイルドカードで復活したロングコートダディの計31組で行われた準決勝。ネタ時間は4分で記念すべき第20回大会覇者への挑戦権を争った。 決勝進出を決めたのは初突破の「ママタルト」(サンミュージックプロダクション)、史上初の連覇を狙う「令和ロマン」、結成3年目の「ジョックロック」、「真空ジェシカ」(プロダクション人力舎)、「エバース」、ラストイヤーの「トム・ブラウン」(ケイダッシュステージ)と「ダイタク」、昨年準優勝でリベンジに燃える「ヤーレンズ」(ケイダッシュステージ)、「バッテリィズ」の9組。内訳は吉本所属が5組、ケイダッシュが2組、サンミュージックと人力舎が1組ずつとなった。ママタルト、ジョックロック、エバース、ダイタク、バッテリィズの5組が初決勝。 一方、ロングコートダディ、オズワルド、インディアンス、男性ブランコ、ダンビラムーチョらが敗退となった。22日に行われる敗者復活戦に望みを懸ける。(ロングコートダディはワイルドカードで復活のため敗者復活戦の出場資格なし) トム・ブラウンは最後のチャンスで再び決勝進出を決め、珍しく?「みちお」が会見始まりから掛かり気味に大暴れ。布川は苦笑いを浮かべながら「何かムカつくんすよね!これ承認欲求ですよ」と言って会場を沸かした。その後、舞台裏ではネタ終わりにみちおが「良い感じにできたよな」と呼びかけたことを明かした2人。「決勝が決まってからは恥ずかしくて」と照れ笑いを浮かべるなど“素”に戻っていた。 ラストイヤーの「ダイタク」は悲願の準決勝突破。史上初の双子による決勝進出となった。過去5度は準決勝で敗退。会見でダイタクは言葉を交わさず握手を交わして、初出場の喜びをかみ締めたが「握手で思いが伝わってきた」と素直な思いを口に。エバースの町田は「(準決勝は)ゾーンに入っていた。本当にうれしかった」と満面の笑みを浮かべた。 <準決勝進出31組>真空ジェシカ、マユリカ、カベポスター、トム・ブラウン、ヤーレンズ、家族チャーハン、十九人、金魚番長、ナイチンゲールダンス、エバース、ドンデコルテ、シシガシラ、カラタチ、ダイタク、ひつじねいり、令和ロマン、例えば炎、オズワルド、フースーヤ、今夜も星が綺麗、ママタルト、インディアンス、豆鉄砲、男性ブランコ、ダンビラムーチョ、滝音、豪快キャプテン、バッテリィズ、ジョックロック、スタミナパン ※ワイルドカード=ロングコートダディ 【M-1グランプリ歴代優勝者】第1回(2001年)中川家/第2回(02年)ますだおかだ/第3回(03年)フットボールアワー/第4回(04年)アンタッチャブル/第5回(05年)ブラックマヨネーズ/第6回(06年)チュートリアル/第7回(07年)サンドウィッチマン/第8回(08年)NON STYLE/第9回(09年)パンクブーブー/第10回(10年)笑い飯/第11回(15年)トレンディエンジェル/第12回(16年)銀シャリ/第13回(17年)とろサーモン/第14回(18年)霜降り明星/第15回(19年)ミルクボーイ/第16回(20年)マヂカルラブリー/第17回(21年)錦鯉/第18回(22年)ウエストランド/第19回(23年)令和ロマン