スペイン・レティシア王妃の不倫スキャンダル。裏で糸を引く黒幕は誰か
気になる本の内容は?
例えば、「フィリペ国王が王妃の不倫に最初から気づいていた」との主張の根拠は、ボディガードの存在だ。「レティシアを守るボディーガードは、彼女が誰とどこに行こうとも、それをサルスエラ宮殿に知らせる義務があった。公式行事があるときもないときもボディーガードたちはレティシアに付き添っている」と書いたペニャフィエルは、デル・ブルゴが主張した2011年のニューヨーク不倫旅行にもボディガードが同行したと推測。彼(彼女)が宮殿に報告書を上げたと主張している。報告書を読んだフェリペ国王は、妻の裏切りを知って、「地獄に突き落とされ」、現状から「抜け出したいと願っている」とも書いているが、ドラマティックすぎ?! しかも王室に提出された書類の存在は未確認だし、同行したボディガードも特定していない。 写真:フィリペ国王、レティシア王妃
ペニャフィエルがニューヨーク不倫旅行の件で発見した証人は、スペインの現代アーティスト、クリストバル・トランだ。マドリードからニューヨークに向かう飛行機でレティシア王妃と乗り合わせたという。「2012年11月、マドリードからニューヨークへ向かう機内で、トイレに向かう画家クリストバル・トラルの姿を見つけたレティシアは、顔を隠そうとした」とペニャフィエルは書いている。しかし、トラルは王妃がデル・ブルゴと一緒だったとは明言していないようで、不倫の証人としては弱すぎる。
当時の二人の出会いまで
ペニャフィエルも情報不足は承知だったのだろう、別の章ではレティシア王妃とフェリペ国王の初期のロマンスに焦点を当てている。ペニャフィエルによると、当時は皇太子だったフェリペ国王がレティシアに恋心を抱いたのは、テレビ画面越しだという。当時、ニュースキャスターとして活躍していたレティシアがニュースを伝える姿に心が揺さぶられたようだ。二人の出会いには諸説あり、ペニャフィエルの主張も嘘とは言い切れないだろう。 写真:当時のニュース映像(レティシア王妃)